インタビュー
» 2016年07月23日 06時00分 UPDATE

猫も“婚活アプリ”に襲来ニャ! 出会い系の入門を目指す「ねこまっち」とは (2/2)

[猫川えなん,ITmedia]
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―― 猫の画像はフリー素材などを使ってもいいのですね。画像の著作権問題もありそうですが大丈夫なのでしょうか?

金丸 運営がチェックして不適切な画像は削除したり、ユーザーからの問い合わせがあったりした際にはこちらで対応します。Facebookと連携する必要があるため、最終的には相手のSNSを見ることになりますので、法律を違反するようなトラブルなどは今のところございません。

―― 最初に自分の顔写真を出さないということは、アプリにチャレンジするハードルを下げているのでしょうか?

金丸 はい。まずは、婚活アプリや出会い系の入門編として活用してもらいたいということから、ハードルを下げています。自分の写真が要らないので、最初は気軽に使ってもらえたらうれしいです。

「ねこまっち」の画面1。好きな猫にタッチ
「ねこまっち」の画面2。登録画面ではニックネームと住んでいる地域、年齢や職業を入力
「ねこまっち」の画面3。マッチングした相手とチャットで話すことができる
「ねこまっち」の画面4。チャット相手とFacebookアカウントを交換

―― 年代的には、どういうユーザーが使っていますか?

金丸 下は19歳から上は60代のシニア層まで、猫好きの方を中心に幅広い年代の方々にご利用いただいています。

―― 幅広い! ネットでは、みんな猫が好きですよね。猫を口実に人と出会うことについて、いろいろと賛否両論ありそうですが……。

金丸 そうですね(笑)。サービスとして引き続き整備したい部分はあります。ユーザーアイコンの猫の写真が「飼っている猫なのか、フリー素材などの画像で飼っていない猫なのかよく分からない」という意見があり、今後アイコン回りのシステムは新しくすることも考えています。

―― 分かりました。本日はありがとうございました。

婚活アプリの矛盾に挑む「ねこまっち」

 マッチングアプリという、「相手の情報を得るために自分の情報を提供する」ことが当たり前の分野において、あえてそれを否定する構造についてはさまざまな意見があるだろう。出会いのための最初のフックにすぎないとはいえ、「猫の写真」=「自分の情報」として扱う姿勢に違和感を覚えるユーザーもいるかもしれない。

 ただし、個人的にはこうした「趣味を媒介とした出会い」には確実な利点もあると感じる。例えば猫好きにとっては、相手が猫アレルギーではないかという点や、相手の家族に動物嫌いがいないかといった点を事前に確認できることは大きなメリットなのだ。あらかじめ「猫を飼う生活」を前提に考えたパートナーを見つけられれば合理的であり、後から無駄な確認をしなくて済む。

 今後もこうしたユーザーの趣味や嗜好(しこう)を考えて作るニッチなアプリは増えてくるはずだ。「自分の直接的な情報を明かすこと」を極力避けつつ、「出会った後のこと」まで含めて相手の情報とマッチングする――そんな困難な課題をクリアできる画期的なサービスは登場するだろうか。

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