Y!mobileが「かんたんスマホ」を8月9日発売 60歳以上には「通話無料」特典も

» 2018年08月01日 14時55分 公開
[井上翔ITmedia]

 ソフトバンクとウィルコム沖縄は8月9日、Y!mobileブランドで京セラ製Androidスマートフォン「かんたんスマホ 705KC」を発売。Y!mobileオンラインストアを含むY!mobile取扱店で8月2日から予約を受け付ける。

かんたんスマホ 705KC(正面) かんたんスマホ 705KC
かんたんスマホ 705KC(背面) 本体カラーはライトブルー(左)とライトピンク(右)の2つを用意

 705KCは、Y!mobileブランド初の「かんたんスマホ」。シニア層の利用を想定して「電話」「ホーム」「メール」の各キーを物理ボタンとして搭載している。また「シニア層は音声入力や音声検索を意外とよく使う」(関係者)ことから、Googleアシスタントを簡単に呼び出せる「音声検索」キーを左側面に用意した。

 OSはAndroid 8.1で、スマホ初心者でも使いやすいオリジナルホームアプリをプリセットしている。「Google Play」によるアプリの追加も可能だ。

正面 本体正面,本体正面には「電話」「ホーム」「メール」キーを物理ボタンとして配置している
左側面 本体左側面にはSIM/microSDスロットとストラップホール
右側面 本体右側面には音声検索キー、電源キーとボリュームキー

 プリインストールされている「押すだけサポート」アプリを使うと、ユーザーが直前まで使っていた(使おうとしていた)機能などから“困りごと”を判別し、セルフサポートを受けられるようになっている。セルフサポートで解決できない場合は、同アプリから専用の無料カスタマーセンターに電話をかけて相談することもできる。

押すだけサポート ユーザーの利用状況から“困りごと”を判別してセルフサポートを受けられる「押すだけサポート」
カスタマーセンターに電話 押すだけサポートで解決できない場合は「カスタマーセンター」に電話して無料相談できる

 プロセッサはQualcommの「Snapdragon 430」(1.4GHz 4コア+1.1GHz 4コア)を搭載。メインメモリは3GB、ストレージは32GBを備える。外部ストレージは最大256GBのmicroSDXCに対応する。

 ディスプレイはHD(720×1280ピクセル)の5型FT液晶を搭載する。カメラはアウト側が1300万画素、イン側が500万画素のセンサーを備える。

 バッテリー容量は2600mAhで、ユーザーによる交換には対応していない。充電はUSB Type-C端子経由で行う。

 モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。なおLTE通信時の最高通信速度は下りが約112.5Mbps、上りが約37.5Mbps(共に理論値:上り通信はUDC対応)となっている。

  • FD-LTE:Band 1/2/3/4/8(Band 2/4は海外のみ)
  • TD-LTE/AXGP:Band 41(国内のみ)
  • W-CDMA:Band 1/2/4/8(Band 2/4は海外のみ)
  • GSM:850/900/1800/1900MHz帯

 無線LAN(Wi-Fi)はIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)に対応する。Bluetooth 4.2も利用可能だ。

上面 本体上面にはイヤフォンマイク端子
下面 本体下面にはUSB Type-C端子

 ボディーのサイズは約71(幅)×14.7(高さ)×9.2(奥行き)mmで、重量は約142g。カラーはライトブルーとライトピンクをラインアップしている。

 防水はIPX5/IPX7等級、防塵(じん)はIP5X等級の性能を確保した。

60歳以上のユーザーは「国内通話無料」に

 新規契約または機種変更で701KCを購入した60歳以上のユーザーには、スマホプランのオプションサービス「スーパーだれとでも定額」(月額1000円)の定額料を無料とする特典を用意する。

 これにより、国内宛の音声通話が無料で使えることになるが、通常のスーパーだれとでも定額と同様、以下の通話は国内宛であっても定額対象外となる。

  • 留守番電話センターへの通話
  • 「着信転送サービス」利用時の転送先への通話
  • 「0570」で始まる電話番号(ナビダイヤルなど)への通話
  • 「0180」で始まる電話番号(テレドーム)への通話
  • 104番(電話番号案内サービス)への通話
  • Y!mobileが特に指定する電話番号(PDF形式)への通話
  • 海外ローミング中に行う日本国内宛の通話

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年