「東京モーターショー2017」(一般公開日10月27日〜11月5日、東京ビッグサイト)が10月25日、報道関係者向けに先行公開された。今年で45回目の開催となり、10カ国153社・団体が参加。日々進化する自動運転技術や安全運転支援システム、クルマがICT端末としてネットにつながるコネクテッドカーなど、単なる“クルマの展示会”にとどまらない、最新の“テクノロジーモーターショー”として展開するという。会場は全世界から来た報道陣の熱気に満ちている。
「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」が今年のイベントテーマ。新たなイノベーションやビジネスを生み出せる場を用意するのが狙い。
国内外の自動車メーカー各社が開発する次世代の燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)、ガソリンとディーゼルの長所を組み合わせ、燃費性能を大幅に向上させたマツダのガソリンエンジン「SKYACTIV-X」など、自動車の最新技術をアピールする出展も数多く登場する。
人工知能(AI)を活用し、ドライバーの感情や好みを推定して安全運転につなげるシステムを搭載するコンセプトカーや、ロボティクス技術を生かしたホンダ“倒れないバイク”の新型ほか、自動車専門誌が登場のうわさを報じている日産自動車のスポーツカー「シルビア」の新型モデルなど、往年の“名車復活”も期待されている。
主催する日本自動車工業会・モーターショー特別委員の星野朝子委員長は、「新たな東京モーターショーの姿を実現しようと、今回の展示は挑戦的に企画した」と話す。
巨大ドームの中で将来のモビリティ(移動性)社会を想像できるような映像コンテンツを見たり、「PlayStation VR」を30台同時接続してゲーム感覚で楽しめるVR(仮想現実)コンテンツなど、参加型の展示も強化しているという。
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