次は、パーツの組み込みをチェックしてみた。
CPUを搭載する際には、ケースファンごとヒートパイプを外す必要がある。まず、ケースファンだけ持ち上げてヒートシンクを分離する。背面にドライバー不要のねじが4本あり、手で簡単に回せる。次に、リテンションバーを取り外すが、これも手前側2箇所のコーナーを両手で押さえるだけなので、苦労はない。
ベイは、前述のようにねじ2本で取り外せるので、ドライブ類は余裕のあるスペースでゆったり組み込める。ベゼルもベイに付いてくるため、フロント回りの作業も容易だ。なお、メモリの装着はベイを外している間に行う。
ベアボーンの性能を測るために、手持ちのマシンと同じパーツを使って、PCを完成させた。PCMark04を起動させて、全体のパフォーマンスを比較する。CPUやHDD、総合スコアはパーツに依存してしまうが、参考程度に見てもらいたい。
使用したパーツと、比較に使ったマシンは以下の通り。
(共通パーツ)
(比較したマシン)
Shuttle「SB61G2 Ver.3」のベンチマークテスト | |
HDD Score | 3918 |
Graphics Score | 622 |
Memory Score | 3324 |
CPU Score | 3288 |
PCMark Score | 2645 |
手持ちマシンのベンチマークテスト | |
HDD Score | 3920 |
Graphics Score | 535 |
Memory Score | 2313 |
CPU Score | 3107 |
PCMark Score | 2505 |
同じパーツを利用しながら、手持ちのブック型PCと同等、またはそれ以上のスコアを記録した。
主要パーツを共有したため、メモリのスコア以外大きな差は見られないが、チップセットの違いが、全体的なスペックアップにつながっているようだ。グラフィックスカードを搭載すれば、スコアの穴もなくなり、バランスのよい性能に組み上がることだろう。
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