オートフィルムローダーで簡単フィルムスキャン――EPSON「GT-F550」(4/4 ページ)

» 2004年07月09日 14時13分 公開
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スキャンサンプル

 スキャンサンプルは35ミリネガスリーブの1コマ。EPSON Scanのプロフェッショナルモードを使い、2400dpiでスキャンしたものだ。デフォルト、粒状低減(中)、ホコリ除去(中)の3通りでスキャンしてみた。

  • 35N_2400dpi_def.bmp
デフォルト設定でスキャンした画像。ネガの色再現性としてはかなり良好。中間調を少し明るくして、彩度も若干高くしてやると、プリント写真の発色に近づく。もっとも、ネガのプリント発色は、ショップやプリント機材、機材を操作する人によっても微妙に変わる。ポジと違って「正確な色」を判断しにくいことは覚えておきたい(オリジナル画像はこちら
  • 35N_2400dpi_粒状低減(中).bmp
「粒状低減」の効果は控えめ。強度「中」では、無効のときとほとんど変わらない(オリジナル画像はこちら
  • 35N_2400dpi_ホコリ除去(中).bmp
「ホコリ除去」の効果も控えめ。ホコリ検出を厳しくすると誤検出も多くなるので(ホコリではない部分も消してしまう)、控えめなくらいでよい。機能を過信せず、フィルムをきれいにしてからスキャンするのが基本だ(オリジナル画像はこちら

グラフ

スキャン時間は、EPSON Scanのプロフェッショナルモードでプレビュー/本スキャンのボタンをクリックしてから、プログレスバーが100%になって消えるまでを計測。テストPCの構成は表2の通り。

表2■計測環境

マザーボード ASUSTek P4PE
CPU Pentium4/2.4B GHz
メモリ PC2700 DDR SDRAM 1GB
HDD Maxtor Diamond Max Plus 9(6Y120L0)
ビデオカード ATIテクノロジーズ RADEON 9000
インタフェース USB2.0 Hi-Speed接続(Intel 845PE/ICH4)
アプリケーション Adobe PhotoshopElements2.0
  • 反射原稿
プレビューは画像が表示されてCCDがリターンするまでの時間。画像表示だけなら約8秒。小さい原稿や低解像度は言うに及ばず、A4や高解像度でも高速だ
  • 35ミリネガスリーブ
35ミリネガスリーブのスキャンも全体的に速い。サムネイル化の範囲(大中小)は、速度にはほとんど影響しない。画質改善機能の「ホコリ除去」を有効にすると遅くなるが、トータル時間はマシンパワーにも左右される
  • 35ミリポジスリーブ(6コマ)
35ミリポジスリーブのスキャン時間も、ネガと同じ傾向だ。一般的に、フィルムスキャンはネガよりポジのほうが速い
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