「Kodak EasyShare LS743 Zoom デジタルカメラ オリンピック記念限定バージョン」(以下、LS743)は400万画素のCCDと光学2.8倍ズームレンズを搭載したコンパクトタイプデジタルカメラである。コダックは日本市場で一時撤退していたが、再参入が決まった。その第1弾として販売されたのがLS743だ。今回は同時にL版写真サイズのプリンターも同時発表された。
なお、今回試用したのはアメリカで販売されている「Kodak EasyShare LS743 Zoom」のため、サンプル機にオリンピックロゴなどが入っていないことをご了承頂きたい。
LS743は有効画素数400万画素(総画素数423万画素)の1/2.5インチCCDを搭載している。35ミリフィルムカメラ換算で36〜100ミリ(F3.0〜4.9)の光学2.8倍ズームレンズは、ドイツのカメラメーカーであるシュナイダー製のものである。
画像は2304×1728ドット、1656×1242ドット、1200×900ドットのほか、2304×1536ドットという3:2の画角で記録できる。640×480サイズなどの小さな画像での保存はできないため、Webなどに使う場合には状況に応じて縮小が必要だ。
記録媒体にはSDメモリーカードかマルチメディアカードが使用できるほか、カメラ本体に16Mバイトのメモリを内蔵しているので、メモリカードがいっぱいになっても最高解像度で約10枚撮影可能だ。
バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用し、CIPA準拠の測定で約190枚撮影できる。
電源ボタンは本体上部にあり、0.5秒ほど押し続けることで電源のオン/オフを行う。ズームは本体背面の右上部にある方向キーの外側にあるレバーで操作する。この形状のズームレバーは日本製では見かけないが、特に違和感もなく使いやすい。
撮影モードの変更はシャッターボタンの隣にあるダイヤルで変更する。ダイヤルを左右に回すと、背面の液晶ディスプレイ右にある、撮影モードのアイコンランプが上下に移動して点灯する。目的の撮影モードでダイヤルを下に押し込むと撮影モードが決定する。初めは戸惑うかもしれないが、すぐに慣れるだろう。
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