「ソフトインストールなし」がイイ――USB 5.1chヘッドホン、海連「Tief Sphere-USB」を試す

» 2004年08月19日 16時20分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

 海連「Tief Sphere-USB TIEF-U002」(以下、TIEF-U002)は、USBタイプの5.1ch再生対応ヘッドホンだ。

photo 海連「Tief Sphere-USB TIEF-U002」一式。キャリングケースも付属する
photo TIEF-U002ヘッドホン

 TIEF-U002のイヤーパッドには、左右それぞれにフロントとセンター、リア、ウーファーと4種類のスピーカーを内蔵する。付属アンプにより音を各チャンネルに振り分けることで、5.1ch再生を実現するという。アンプとヘッドホンの間にあるスライド式の調節つまみにより、各チャンネルにおけるレベル調整が行える。

photo 各chの調整は手動で行う

USBポートに接続するだけという簡単さは好印象

 TIEF-U002は、USB接続タイプであるため設置は非常に簡単だ。USBにアンプを、アンプにヘッドホンプラグを接続するだけ。Windows XP/2000 Professionalユーザーであればドライバ類のインストールも不要となっている。

photo 接続すると、アンプの青色LEDがぽわーんと光る

 あとは市販DVDなどの音楽ソフトと5.1ch再生対応のDVD再生ソフトを用意する。今回はCyberLink「PowerDVD 5」を用いた。

photo 今回使用したDVD再生ソフト、CyberLink「PowerDVD 5」

ソフトウェア上ではなく、手動でバランス調整を行う――実は楽である

 5.1ch対応の音楽DVDを再生して、2.1ch再生との違いを比べてみた。

 2.1ch再生時は、観客の歓声やギターの音色が左右に振られる、いわゆるステレオ再生だ。これはこれであまり音にこだわらない筆者としては、十分だったのだが、5.1ch再生をTIEF-U002で試すと、観客の歓声は耳の後ろ側から、そしてボーカルは中心から、ギターは右やや奥からといったように、前後上下の音場も感じられ、効果を実感できるようになった。これはなかなかだ。

 さて、USB接続の5.1ch再生対応のスピーカー類は、他メーカーからも複数リリースされている(2004年7月7日の記事参照)が、これらは付属ユーティリティソフトにより各chのバランス調整を行う場合が多い。機能の効果自体はさほど変わらないとは思うが、ソフトをインストールする、そしてそれを起動してマウスやキーボード操作で調節するという手間もなく、手元のスライドつまみで手動調整できるほうが簡単であることに気がついた。

 TIEF-U002は、ITmedia Shoppingでの販売最安値で1万円程度(2004年8月中旬現在)。単純に1万円台となると、微妙に財布のヒモが固くなってしまいがちではあるが、ドライバ・ソフトウェア類のインストールは不要、手軽なUSB5.1chヘッドホンとして価値を見出す、サウンドカードのないビジネス向けPC、やや頼りないスピーカー搭載のノートPCユーザー、そしてPCでDVDを見る機会の多いユーザー全般にお勧めできそうな製品だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月15日 更新
  1. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  2. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  3. 新生活の自作PC予算は「20万円強」が新常識に? 価格高騰下のアキバで聞いた2026年春のトレンド (2026年03月14日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  6. ワコム上位機に肉薄? 10万円で18.4型4K! 高コスパ液タブ「GAOMON Pro 19」の長所と弱点 (2026年03月13日)
  7. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  8. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  9. Elgatoが次世代オーディオ環境「Wave Next」を発表 DSP処理内蔵の新型マイクやミキサー、超大型「Stream Deck + XL」などを投入 (2026年03月13日)
  10. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年