海の男のIT戦士魂ITmedia PCUPdate Weekly Access Top10

» 2004年09月28日 22時05分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 先週は休日が二日もあったため、あっという間に終わってしまった。そのためデジカメ、アキバ系とやや固まったジャンルの記事に人気が集まったようだ。ただしその中でもちょっと異色となる、記者Nが勝手に始めた連載「IT at SEA」の検討にちょっと注目してみることにしよう。

 8月中にとろうと思っていた休暇は、某グラフィックスチップメーカーN社の発表会のおかげで直前にキャンセルと相なり、「だって、有給休暇使うの3日のみでいいなんてオトクじゃん」(注:わが社は「夏季休暇」という休みはないのである)と、何か違った喜びを表現しながら、やっと遅めの夏休みに自慢のヨットで八丈島に出かけるという「海の男」N記者。休暇中、しかもそのど真ん中の日に力作『「最後まで動いていたのはTOUGHBOOKだった」──松下電器産業 TOUGHBOOKマリン仕様 CF-29を外洋で試す』を執筆した。――仕事人間である。

 この記事は丸1日かけて、港に停泊中のゆれるヨット内で苦労して執筆したという。――仕事人間である。

 原稿入稿には、何かしらの方法でインターネットに接続しなければならない。ケータイで無線LANスポットを検索し、歩いて1時間もかかる無線LANができるお店にまで行った。――仕事人間である。……ただしそのお店は休みだった。

 しょうがないのでなじみの店の電話回線をいわば強奪し、ダイヤルアップ接続で原稿入稿。任務は無事完了した。――仕事人間である。


 休暇中であっても記事を読者に届けようとするその精神、そして仕事人間ぶりに、海の男の面目躍如たる美談となった後日、「あるコスいお願い」を編集長Iにしていたことが、記者Iの調査により分かった。

「記事書いたから出勤扱いとしていいですか?」

 ……。――やはり仕事人間だ。

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