“シンプル+無骨”の水冷美学──CoolerMaster「AQUAGATE Mini R120」を試す週末アキバPick UP!レビュー(2/3 ページ)

» 2005年06月16日 18時13分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]

マザーボードへの装着がやや面倒

 チューブ類は設置済みのキットであるため、冷却液の循環や液漏れチェックが必要なく、組み込み前の準備はほとんどない。

 設置は、まずはラジエーター周りを。付属のファンを内側(チューブのジョイントがある側)装着すればいい。ホログラムのシールが貼られている面を表にすると、空気の流れはPC内部からラジエーターに向かうようになる。

photo ラジエーターとファンの厚みはおよそ6.7センチ。ケース背面に固定するのが基本だが、サイドに通気口があるならそちらに回してもよさそうだ

 CPUブロックにはソケットに対応するアタッチメントを装着する。同時に、付属のバックプレートをあてがうため、マザーボードをケースから外しておく。

photo CPUブロックにアタッチメントを固定する。チューブの向きに注意してねじ止めしよう
photo CPUブロック側に付けたねじが、バックプレートの対応するねじ穴に入るように調整して、マザーボードを挟み込むようにして設置する
photo CPUブロックとラジエーターを固定すれば設置完了。チューブが折れていないかチェックして完成だ

 CPUブロックを固定するまではマザーボードをケースに取り付けられないので、組み込みにはやや面倒かな(バックプレート側にねじを取り付けてCPUブロックを固定する構造のものなら、水冷キットを組み込む前にマザーボードを固定できるが)といった印象だ。CPUの載せ替え時もマザーボードの着脱が必要になるので、メンテナンス性が高いとはいえないかもしれない。

最低回転モードでも結構善戦。騒音レベルはやはり低い

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー