電源スイッチを追加できるこの便利さ──進化版「ひもつき君」を試す週末アキバPick UP!レビュー(1/2 ページ)

» 2005年06月21日 21時37分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]

 昨年に登場した「ひもつき君」(E-PC-S1)というパーツを覚えているだろうか。

 発売当初こそ「おバカパーツ」扱いを受けながらも、その実用性が評価されてロングセラーを続けたという電源ボタン移設・外付けスイッチだ。今回、分岐基板が付属し、ホワイトボディに変更されたひもつき君の進化版、「E-PC-S2」が登場したというので早速試してみた。

photo セリング「“ひもつき君”E-PC-S2」。価格は2000円前後(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)
photo キット一式。スイッチ端子分岐基板やブラケットも付属する

やっぱPCケースの電源スイッチもあるほうがいい、という人に

 早速取り付けてみよう。

 マザーボードのフロントパネルコネクタに付属延長ケーブル経由で分岐基板を接続する。分岐基板上には2セットぶんの空きコネクタがあるので、それぞれにE-PC-S2本体とPCケース側のフロントケーブルを差していくだけである。

photo ほどよくシンプルな分岐基板。これにより2系統分の入力、つまり電源スイッチを2つ設置できる
photo 付属する穴あきブラケットを使用して、E-PC-S2のヘッドをケース外に出す

 筆者宅は、部屋のドアを開けてすぐの場所に作業デスクを配置しているレイアウトであるため、ドア脇の照明スイッチ下に取り付けてみた。これは、旧ひもつき君を購入した時から行っていたこと(関連記事参照)だが、部屋に入ったら即電源を入れられるというのはなかなか便利なのである。

 ちなみに新ひもつき君は、本体カラーがホワイトに変更されたため、部屋とのカラーマッチングもブラックの時と比べてほどよく良好となった。もちろんPCを机下などに設置していたりするユーザーあれば、そのまま机の上に持ってきても便利であることは間違いない。

photo 帰宅したら部屋の照明点灯とともにPCもスイッチオン。カバンを置き、腕時計などを外して作業デスクに向かえば、Windowsの起動が完了しているというという感じである

進化版「ひもつき君」はどう変わった?

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