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» 2005年07月12日 12時50分 UPDATE

Power Mac G5レビュー:第4回“Tiger”入りのPowerMac G5をいじってみた──Spotlight&Automater編 (1/4)

現在のアップルコンピュータ最高性能のコンピュータである、PowerMac G5 2.7GHzデュアル。レビュー最終回は、Mac OS X“Tiger”の目玉機能「Spotlight」と「Automater」の話。

[こばやしゆたか,ITmedia]

 さて。レビュー最終回は「Spotlight」と「Automater」について。

 まずはSpotlight。これは、見ためは地味なのだけど、実はMac OS 10.4 Tigerの目玉機能なのだ。ローカルなHDDの中からデータファイルを高速に検索する。これだけなら、まだどうってことはない。すごいのは、Spotlightは「メタデータ」も検索することができるということだ。

 メタデータというのは「データについてのデータ」のことだ(*1)。身近な例でいうとMP3のタグ。あれは、MP3の音楽データそのものではないけど、その音楽データについて曲名とかアーティスト名とかの情報が入っている。こういうのがメタデータ。ほかにはデジカメのExifも有名だ。Spotlightはこういうのも使って検索してくれるのだ。

 Tigerの画面の右上のはしっこに青い虫眼鏡アイコンがある。これをクリックすると検索フィールドが開く。

ak_mdfield.jpg

 ここに文字列を入力すると、それに該当するファイルがこんな感じで表示される。

ak_aiko1.jpg 「aiko」と入力

 「aiko_p.jpg」などは、名前に「aiko」が含まれるもの。[ぴあ]なんていうのはメールデータだけど、これはメールの内容に「aiko」が含まれているからだ。PDF書類も同じ。普通のテキストだけではなくPDFの中身も探せるのだ。そしてミュージックのところに並んでいるのが、メタデータに「aiko」が含まれるものたち(こないだ出たaikoのニューアルバムの曲)だ。それらがこのようにデータの種類で分類されて並ぶというわけ。

 なお、わたしはメーラーにEudoraを使っているので、[ぴあ]が書類に分類されちゃったけど、純正アップルメールをつかっているなら、ちゃんと「メール」に分類してくれる。このあたりほかのメーラにも対応してほしいところだ。

 そして、これはインクリメンタルサーチだ。1文字入力するたびにどんどん絞り込まれていく。iTunesを使っている人なら、あれの検索フィールドに文字を打ち込んでいく感じといえば分かるだろう。Power Mac G5のように速いマシン(しかも、まだあんまりデータが入ってない)だと、このどんどん絞り込まれていくというのがなかなか気持ちいい。でも、いつも使っているiBook G3/800MHzのデータ山もりだと、どんどん絞り込まれていくって感じじゃなくて、1文字ごとに中断される感じになる。かえって気持ち悪い。遅いマシン用にインクリメンタルサーチを切れるといいんだけど、それはないのだ。

 検索結果がメニューのスタイルになっているのはもちろん意味がある。虫眼鏡アイコンをクリックしたマウスポインタをそのまま下にずらせば、メニューからファイルが選べるというわけ。簡単だ。

 このスタイルで表示されるのは比較的最近にアクセスしたファイルだけだ。そうじゃないと表示しきれない。それ以外のファイルは一番上の「すべてを表示」をえらぶと、こんな感じで表示される。

ak_aiko2.jpg

 やっぱり種類ごとに分類されていて、最初に見えるのはやっぱり最近にアクセスしたファイルだけだ。残りは「その他xx件」をクリックするとダダダっと表示されることになる。

Spotlightのインデックスファイル

 Spotlightは単体のユーティリティではなく、OSに組み込まれている機能だ。だから、あちこちで活躍する。Finderの検索機能(Macユーザーなら指が覚えている、コマンド+[F])も、Spotlightを使うものに置き換えられた。

ak_jihen1.jpg

 この検索機能の結果は、保存しておくことができる。いや違うな、結果を保存するんじゃない。検索の条件を保存しておくことができるのだ。

ak_hozon.jpg

 保存された条件(デフォルトでは“ユーザー/ライブラリ/保存された検索条件”フォルダに保管される)は、見ためはフォルダの格好をしている。

ak_smart.jpg

 これをクリックすると、条件に当てはまったファイルが表示されるのだ。機能的にもバーチャルなフォルダだ。そして、このフォルダの中身はリアルタイムにアップデートされる。これから先「東京事変関係のファイル」(正確にはもちろん「Spotlightで東京事変で検索されるファイル」だ)ができると、その実体がどこにあろうが、ここからアクセスできるというわけ。これもiTunesユーザーなら、スマートプレイリストと一緒だというとわかりやすいだろう。

 アクセスできるのはFinderからだけじゃない。アプリケーションの「開く」で読み込むこともできる(このフォルダに書き出すのはできない。これは、意味を考えれば当たり前だ)。

ak_saveas.jpg

 ところで、Finderで、従来通りのファイル名だけで検索したいときはどうするか。


*1「なんとかについてのなんとか」みたいな、なんだかヒエラルキーがひとつあがったようなもののことを一般に「メタ」っていう。「図鑑の図鑑」とか「博物館の博物館」とか。ちなみにオタクはメタが好きな傾向がある。そもそもオタクというものは、中森論文以前に……、と、こういうのを「メタオタク」というのだ、多分。

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