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» 2005年10月03日 09時25分 UPDATE

2005年9月:5分で分かった気になる、9月のアキバ事情 (1/4)

今月のアキバは、なんといっても「アキバヨドバシ」の開店につきる。リニューアルを図る店、対抗キャンペーンをはる店、人気に便乗する店、無関心な店、高笑いする店。このような多種多様さがアキバに惹かれる特徴なのであると思った9月だった。

[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

アキバにヨドバシカメラ登場、4日で100万人の来場者

 9月16日、秋葉原駅前に「ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba」がオープンした。なんと、4日で100万人を超える来場者があったと報道されている。オープン当日からかなりの混雑ぶりだった(関連記事参照)が、それから約半月が経過した月末に訪れてみても相変わらずである。

 ヨドバシカメラ マルチメディア Akibaは、店舗構成が全9フロアで地下2〜6階には最大400台収容の大型駐車場を完備する、国内最大級の家電量販店だ。

photo 16日にオープンした「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」
photo オープンから4日で100万人を超える来場者があったという

 店内はその広大な売り場面積を活かし、フロア別にきっちりジャンルが分けられ、そのフロアでも製品カテゴリ別に大量のアイテムが陳列される。とくに2階のPC関連フロア(内PCパーツコーナー)、4階のAV機器フロア、5階の生活家電フロアは、製品ジャンルではなくメーカー別にブースが用意されているのも珍しいところだ。

photo PCパーツコーナーでは、メーカー・ベンダー別にショーケースに展示される方法がとられている製品群もある
photo AV機器フロアは、まるで製品展示イベントのようにメーカー別のブースが設置されている。左はシャープブース、右はソニーブース
photo 家電フロアもメーカー別ブースが設置される。各ブースに配置される販売説明員氏らも担当メーカーの製品にはとくに詳しく、きめ細かな接客ができる方法だという

 さてこのアキバヨドバシのオープンに関し、他店はそれに対抗し店舗をリニューアルしたり、はたまた静観したりと反応はそれぞれであった。

 開店後、それらショップのうち、比較的ビギナーユーザーが多く、客層がバッティングしがちであるため影響があるのではと予想されていた大型PCパーツショップに改めて聞いてみた。

 「16日以降、家族連れの人が多くなったと思います。それはオープン直後だけでなく、(9月末の)今日までずっと続いていますね。また、平日ももちろ微増している印象です」(TSUKUMO eX.)

 「(ヨドバシカメラのオープンが)来客数になんらかのマイナス影響があったという印象はなく、むしろ週末はわずかですが増えていると思います」(T-ZONE.PC DIY SHOP)

 どうもそれほど敵意はない印象。これらショップではおおむねプラスのイメージで受け止めている。オープン日は電気街を歩いてもヨドバシの紙袋を提げた人を多く見かけ、ヨドバシ→電気街への流入がかなりあったと想定される。

 ただし半月が経過し、ヨドバシから線路を挟んで反対側にある電気街方面へ繰り出す人の割合は、どうもほどほど落ち着いてきているようにも思えている。それはヨドバシの紙袋(を持っている人たち)への慣れより目に付かなくなったためなか、それとも16日以前に戻った傾向なのかは分からない。こちらは追って調査・観察を続けて行く予定だ。

 蛇足だがヨドバシ開店直近に、旧日通ビル脇にある「おでん缶自販機」に人だかりができた。

photo おでん自販機の前にできた人だかり。なにごとかと通りがかったアキバ玄人ふうのユーザーからは「なんだ、おでんかよ(ソンナノムカシカラシッテルヨ)」とのつぶやき(+ココロのつぶやき)も聞こえた

 おそらくはヨドバシ開店に関するテレビ局による全国放送ニュースや、アキバ系をフィーチャーした番組の影響によるものと思われるが、それをケータイで撮影したり、2、3本をまとめ買いする姿も見られた。アキバでは珍しく、女性の姿が多かったのはほほえましい(?)光景だった。

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