9日に発売が始まったMSI製Pentium M対応マザー「915GM Speedster-FA4」(関連記事参照)や、18、19日に開催された日本AMD主催のイベント「Custom PC Festival 2005 in AKIHABARA」に展示されたTurion 64対応マザーなど、9月はノート向けCPUをデスクトップ向けとして利用できる製品に触れる機会が多かった。
最新のノート向けCPUは「デスクトップ向けとの間にあるパフォーマンス差の壁を超えようとしています」(高速電脳)と評価される通り、デスクトップ、つまりメインマシンに据えるのも総合的なスペックは見劣りしなくなってきている。複数のパーツメーカーが対応マザーを投入しはじめたのも、低消費電力性能というメリットに加えてシステムそのもの高性能化とも無関係ではない。
AMDは「ほぼすべてのマザーボードメーカーに(Turion 64対応の)マザーを開発してもらえるよう呼びかけています」と話しており、新しく市場が拡大する好機と捉えているようだ。
また定番の静音プラットフォーム、VIA EdenシリーズにデュアルCPU搭載モデル「VT-310DP」が追加され、大胆な性能アップが図られたモデルも登場した。VT-310DPを入荷した俺コンハウスは「静音だけでは今のユーザーは納得しなくなっています。逆に高性能なモデルは多少高価でも強い引きがありますね」と話す。
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