1位 「射程距離に入った」「てーーーー!」──タカラがつくるとPC向けパーツはこうなる
2位 「うちは入荷しません」──某社製ケース製品を入荷しない、あるアキバショップの本音
3位 「あっはっは、だめですねぇうち」──ヨドバシ開店に既存アキバショップ高笑い
4位 i-RAMで「HDDレス」の「HDDレコーダ」なのだ(後編)
6位 大ヒットを飛ばした複合機がさらに進化――EPSON「PM-A950」
トップテンのタイトルを眺めていると「タカラ」ネタもそうですが、4位にランクされている「HDDなしのHDDレコーダ」という記事の主役である「i-RAM」や8位にランクインしている「酒飲み専用メモリ」にしても、その存在意義は「遊び心」に尽きるのではないか、と思うのであります。
タカラの「周辺機器」には、ユーザービリティを向上させる、よりも「演出」こそ我が使命!という意思が大変よく感じられますし、i-RAMの「費用対効果」を思うとき「お得でがっちり賢い消費者」は絶対に手を出さないだろう代物に多くのPCユーザーが注目しています。
「賢い消費者」の最近のお気に入りは、無駄足を運ぶこともなく、無駄な時間もかけることがない「オンラインショッピングでパーツの購入」だそうですが、その一方で9位にランクインしている「WPC恒例、開幕と同時に行列ができるブース」記事のように無駄に時間を費やして店頭に駆けつけて行列しちゃうのも、「遊び心」のなせる技、ではないでしょうか。
「このところ自作することもなくなったなー」とはよく聞く声ですが、自作する必然性云々、とは別に、お、なんだこれ、と「遊び心」をくすぐるようなブツが少なくなったのも、なにかしら影響しているようにも思えます。いまや「お得」「役に立つ」といったキーワードで自作PCユーザーの心をつなぎとめておくことは難しいのではないでしょうか。
ただ、そうはいっても「とんがったパーツばっかりじゃ食べていけないのですよ」というメーカーやショップの声ももっともなご意見でありまして、このあたりが自作PC関連業界の「もっとも」頭の痛いところでもありましょう。
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