「どこでもテレビ」もこれなら満足──ソニー「VAIO type T」(1/4 ページ)

» 2006年01月06日 15時05分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 2006年春モデルのVAIO type TはCPUが強化された店頭モデルにHDD、CPU、メモリの選択肢が増えたVAIOオーダーメードモデル、とそのスペックの変化は少ない。

 重量もサイズも同じ。搭載するインタフェースも従来モデルと同様。バッテリーパックの容量が同じならば選択できるCPUもPentium M、搭載するチップセットもIntel 915GMSであるから、消費電力、省電力機能も同じ。したがって重さとバッテリー駆動時間で決まる形態性能も従来モデル並、ということになる。

 ただ、VAIOオーナーメードモデルで用意された「ワンセグ放送用チューナーユニット」は、携帯重視型ノートPCを好むユーザーならきっと気になるだろう。ノートPCとキャプチャーユニットを組み合わせて「どこでもテレビ」にするアイデアは、それこそノートPCが登場したころから試みられてきた。「IBMのCaptureCardとオプションのアンテナユニット」という言葉にニヤニヤする古参ノートPCユーザーもいるはずだ。

 最近、この「ノートPCでどこでもテレビ」をアピールしているのが富士通の「FMV-BIBLO MG」「LOOX T」テレビチューナー搭載モデルの「モバイルテレビ」だ。しかし、以前レビューでも紹介したように、ヘッドフォン内蔵テレビアンテナで受信するアナログ放送の画質はなかなか厳しいものがあった。

今回評価したのはVAIOオーダーメードモデルで購入できる「VGN-TX91PS」のワンセグチューナー搭載モデル

本体に搭載されたインタフェースは従来モデルのVAIO type Tと同様で、左側面にPCカードスロットやUSB、右側面に光学ドライブ、背面にLANとi.LINK、前面左寄りにカードスロットという配置になっている
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