ThinkPad X60を分解して、見た!フォトレビュー(2/2 ページ)

» 2006年02月20日 14時56分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
前のページへ 1|2       

マザーボードの面積を約25%も削減

 CPUにIntel Core Duoを搭載することで、性能を大幅に高めた点ばかりに目がいきがちな新ThinkPadだが、内部では将来を見越した手直しが行われている。すでにこちらの記事でお伝えしたが、X60のマザーボードはX41よりも基板面積が約25%減っている。これにより、2.5インチHDDの内蔵とともに、大型の冷却ユニット(ヒートシンク+冷却ファン)を導入できるようになった。実際、X41のユニットと比べ、X60では体積比で約1.4倍にまで大きくなった。

写真は、左からマザーボード表面、裏面、冷却ユニットを取り外したところ。CPUやチップセットといった主要なチップが底面側にまとまっているのがわかるだろう

Intel Core Duoと945GMチップセットを採用

 CPUにIntel Core Duoを採用したことで、チップセットはIntel 945GM Expressが組み合わされる。FSBを従来の533MHzから667MHzに引き上げ、グラフィックス機能(GMA950)を統合したチップセットだ。ちなみに、サウスブリッジは、ICH7-M(NH82801GBM)だ。

左から、ノースブリッジ、Intel Core Duo T2400(1.83GHz)、サウスブリッジ、冷却ユニットとなる。CPUは、Core Solo T1300(1.66GHz)や、Core Duo T2300(1.66GHz)を選択できる



B5サイズのThinkPadも「第3世代」に移行

 分解してみてわかったのは、中身がX41世代とはまったく別物になったことだ。CPUやチップセットが変わったので当たり前といえなくもないが、それ以上に今後を見越した設計がなされており、レノボ・ジャパンが第3世代のThinkPadに移行したという主張も、十分にうなずけるだけのものがあった。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月28日 更新
  1. Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる (2024年03月27日)
  2. 「ThinkPad」2024年モデルは何が変わった? 見どころをチェック! (2024年03月26日)
  3. ダイソーで330円の「手になじむワイヤレスマウス」を試す 名前通りの持ちやすさは“お値段以上”だが難点も (2024年03月27日)
  4. ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現 (2024年03月28日)
  5. ダイソーで550円で売っている「充電式ワイヤレスマウス」が意外と優秀 平たいボディーは携帯性抜群! (2024年03月25日)
  6. 次期永続ライセンス版の「Microsoft Office 2024」が2024年後半提供開始/macOS Sonoma 14.4のアップグレードでJavaがクラッシュ (2024年03月24日)
  7. いろいろ使えるFireタブレットが最大7000円オフ! Echo Budsは半額以下で買える! (2024年03月26日)
  8. 2025年までに「AI PC」を1億台普及させる――Intelが普及に向けた開発者支援をアップデート ASUS NUC 14 Proベースの「開発者キット」を用意 (2024年03月27日)
  9. 15.5万円の有機ELディスプレイ「MPG 271QRX QD-OLED」に指名買い続出 (2024年03月25日)
  10. サンワ、Windows Helloに対応したUSB Type-C指紋認証センサー (2024年03月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー