HDDとDVDにデジタル放送が残せる“ダビング”PC──富士通「FMV-DESKPOWER LX90R/D」2006年春の地デジ対応モデル連続レビュー(2/4 ページ)

» 2006年03月03日 16時00分 公開
[八木慎伍,ITmedia]

意外と使い勝手がいい「20インチワイド」というサイズ

 LX90R/Dに搭載された最大解像度1366×768ドットの20インチワイド液晶ディスイプレイは、筆者が自宅のリビングで実際に番組を見るのに何ら不満を感じない輝度とコントラストを持っていた。TV番組からPCまで幅広い用途に対応する。本体の横幅は622ミリで個人用のTVとして机の上におくこともできる。本体の動作音も静かなので、本体とユーザーの距離が離れていなくても、映画の視聴に問題を感じることはなかった。

 本体台座と本体下部のユニットの間にはキーボードが収納(という程深くはないが)できる空間が用意されている。ちょっとした工夫だが、おかげで使わないときでもワイヤレスキーボードの置き場所に困らない。

 本体正面下部の右側にはDVDスーパーマルチドライブが、同じく左側には電源ボタンとインジケータがある。ユーザーがアクセスしやすい正面にはメモリーカードリーダやUSBが配置されていない。

 本体左側面にはPCカードスロット、SDメモリカード/メモリースティック/xDカードの兼用スロット、USB 2.0、IEEE 1394、ヘッドフォン端子、マイク端子などを備える。比較的アクセス頻度の高いインタフェースが配置されているので、左側面を壁にピッタリつけるような設置場所は避けたい。

 右側面には、地上アナログ、地上デジタル、BS/110度CSアンテナ端子をはじめ、アナログ外部入力端子、モデム、LAN、USB、光デジタルオーディオ出力、LINE IN/OUT端子が用意されている。前面近くにはダイヤル式の輝度調節つまみもある。ちなみにリモコンやキーボードには輝度をコントロールする機能がない。

本体右側面にはアンテナ、外部入力といった接続したままになるインタフェースが集中している

左側面はUSB 2.0、IEEE 1394、カードスロットと頻繁にアクセスするインタフェースが用意されている。左利きには使いやすく、右利きにはちょっと使いにくい配置だ

Pentium D 630を搭載するLX90R/Dは放熱対策のために裏面の大部分をメッシュにしている。ファンの音が外に漏れてきそうだが、正面にいるユーザーにはほとんど聞こえない

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