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» 2006年03月11日 20時23分 UPDATE

CeBIT 2006:“Origami”命名者らが明かすUltra-Mobile PC構想 (1/3)

CeBIT 2006の目玉となった“Origami”ことUltra-Mobile PC(UMPC)。会場ではIntel、Samsung、ASUSなどのブースでUMPCを見ることができた。3月10日に催されたMicrosoft、Intel、Samsungの共同記者発表会の模様とあわせて、UMPCを検証してみよう。

[末岡洋子,ITmedia]

Samsung、ASUS、Founderが趣向を凝らしたUMPCを展示

 3月9日(現地時間)の既報の通り、初代のUMPCは、ASUS、Founder、Samsungの3社が提供する。OSは、MicrosoftのWindows XP Tablet PC Editionを、プロセッサはインテルの超低電圧版Celeron Mを搭載する。

 まずはSamsungのブースで見た「Q1」から紹介しよう。

 Q1は7インチのタッチパネルディスプレイを備え、サイズは228(幅)×140(奥行き)×25(高さ)ミリ、重量は779グラムと3社の中では最も軽量だ。標準的なバッテリ持続時間は3.5時間程度で、DVD再生時は1.8時間となる。40GバイトのHDD、512Mバイトのメモリ、IEEE802.11b/g対応無線LANとBluetooth 2.0をサポートする。韓国など一部市場向けはDMBアンテナを付けたバージョンを提供するので、TV視聴も楽しめる。なお、同社のUMPCのみ、カメラを搭載していなかった。

 上部と側面には、電源スイッチ、CFカードスロットやイーサネット、USB、VGAの各端子を備えており、ディスプレイの左側には8方向ジョイスティックと解像度を選択できるオートスケーラボタン、右側にはカスタマイズショートカットボタン、タスクバー表示ボタン、メニューボタンが並ぶ。

mk_sam01.jpg Samsung製UMPCの「Q1」。右側面にはVGAとUSB端子を備える
mk_sam02.jpg 上部にはイーサネットポートやCFカードスロットが配置されている

 起動は、電源スイッチを使って通常通りWindows XPを起動することもできるし、インスタントオンボタンを押してマルチメディアアクセス画面を立ち上げ、Windowsを起動することなく動画や音楽を楽しむこともできる。試しにインスタントオンボタンを押してみたが、マルチメディアアクセス画面が表示されるまでの所要時間は10秒少々だった。

mk_sam04.jpg インスタントオンボタンを押すとマルチメディアアクセス画面が立ち上がる

 UMPCで視覚的に最も新しいと感じるのは、扇型のソフトウェアQWERTYキーボード「Dial Keyboard」だろう。タスクバーにある「DLK」をクリックすることで表示でき、黒と白の2バージョンから選択できる。7インチサイズのディスプレイだと入力部分が隠されて見えなくなることもあるが、左側のボタンで表示/非表示を切り替えながら入力することが可能だ。通常のソフトウェアキーボードもサポートしているので、そちらを使うこともできる。

mk_sam05.jpgmk_sam03.jpg キーボード入力には、扇型のソフトウェアQWERTYキーボード「Dial Keyboard」(左)と通常のソフトウェアキーボード(右)が使用できる

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