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2006年04月12日 15時36分 更新

2006年・PC夏モデル特集:

たしかにこれは「ITA」PCだ──ソニー「VAIO type L VGC-LA70B」

2006年夏モデルとして登場したVAIO type Lは「ボードPC」というソニーが打ち出した新しいコンセプトを具体化した製品だ。“一体”型ではなく“一枚”型とソニーがアピールするこの新しいPCの素性をまずは外見から見ていこう。

 液晶一体型PCというと、いまでは大画面ワイド液晶ディスプレイが組み込まれたTV機能(それもデジタル放送に対応していることが望ましい)対応のリビングPCというイメージが強い。しかし、液晶ディスプレイ一体型PCとして最初に成功した「VAIO W」が登場した当初はインテリアとして存在しうるデザイン重視の比較的小型のPCというコンセプトが主流であった。

 先に述べた「大画面」が重視される最近では、VAIO type Wのようなラインアップは影が薄くなってしまった感もあるが、ソニーはこの夏モデルで「小ぶりな液晶一体型PC」を投入してきた。そのVAIO type Lはなによりもまずデザインを重視しているが、その姿はソニーが「一体型ではなく一枚型」というように、見たものに「板」という印象を与えてくれる。

 これまでも、例えばVAIO type Wのようなインテリアとして耐えうるデザインが施された一体型PCが存在していたが、正面からみた印象はいいとしてもその奥行きは意外とあるため、置く場所が限られたりインテリアとしては存在を主張しすぎるといった面も見られた。VAIO type LはノートPCのパーツを大幅に取り入れることで「ボードPC」という名に相応しい本体の薄型化を実現している。

 VAIO type Lは搭載する液晶ディスプレイのサイズとキーボードとマウスの接続方法によって2種類のラインアップが存在する。19インチワイド液晶ディスプレイを搭載するのは型番が「VGC-LA」で示されるモデルでキーボードとマウスはワイヤレスで接続する。そのため、本体を設置した姿はまさしく「ボード」である。

 15.4インチワイド液晶ディスプレイを搭載するのは型番が「VGC-LB」で示されるモデルでキーボードとポインティングデバイスが一体化したデバイスがVAIO type Wのようにディスプレイ下部とヒンジで接続している。そのため、書面から見た印象はVAIO type Wと近い感じになる(このシリーズのレビューも近日掲載する予定)。

kn_typelazen.jpgphoto VAIO type Lは19インチワイド液晶ディスプレイを搭載した「VGC-LA」シリーズ(左)と15.4インチワイド液晶ディスプレイを搭載した「VGC-LB」シリーズといった2つのラインアップが用意されている

置いた姿はまさに「板」

 VGC-LAシリーズを正面から見ると透明なアクリルボードの上に液晶ディスプレイが浮かんでいるように見える。ディスプレイは1680×1050ドットと高解像度だ。このモデルはアナログチューナーを搭載しているのでTV番組の視聴と録画か可能であるが、「ながら見」を考慮した視聴ソフト「VAIO info TV」が導入されており、TV画面を子画面にしてディスプレイのサイドバーとして表示した状態で、作業用のスペースを1280×1024ドット確保できる。

kn_typelaiftv.jpgphoto VAIO info TVを使えばサイドバーにTV画面を表示したまま1280×1024ドットの作業画面が確保できる。キーボードのパームレストはキートップのカバーになる。素材はアルミでこのあたりからもVAIO type Lがデザイン重視であることが伺える

 インタフェースにはPCカード(type II)やSDメモリーカード、メモリースティックとおなじみのメディア用スロットに加えてExpressCardスロットも用意されている。正面の液晶ディスプレイ上側には有効画素31万画素のCMOS搭載Webカメラが内蔵されているので付属のコミュニケーションユーティリティを使ってビデオチャットも可能だ。

 筐体を薄くするために、内部のパーツはノートPC用のものを大幅に取り入れている。VGC-LAシリーズの最上位モデル「VGC-LA70B」はCPUにデュアルコアのIntel Core Duo T2300(動作クロック1.66GHz)を搭載。チップセットはIntel 945GMを採用しグラフィックス機能もそこに内蔵されているIntel GMA 950を利用する。

 VGC-LAのラインアップにはIntel Core Duo以外にほぼ同じクロックで動作するCeleron M 420搭載のVGC-LA50BとVGC-LA50がある。LA70BとLA50Bの実売価格の違いは3万円程度と予想される(さらにLA50BとLA50の価格差は2万円程度と考えられている)。両者の違いはCPUのみであるので、「マルチコアのメリットを取るか価格を取るか」ということになる。動画データの再エンコードやトランスコードを重視するならLA70B、そうでないならLA50Bという選択が無難といえそうだ。

kn_typelaleft.jpgkn_typelamae.jpgphoto 頻繁にアクセスするインタフェースは左側面に集中している。右側面は光学ドライブのみとシンプル

kn_typelabklu.jpgkn_typelabkru.jpg
kn_typelabkll.jpgphoto 背面はアンテナ端子やオーディオ入出力、有線LANなど常時つなげておくインタフェースがある

[長浜和也,ITmedia]

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