ワイドスクリーン“Z”がワークステーションになった──レノボ「ThinkPad Z61p」(2/2 ページ)

» 2006年08月04日 11時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 このように構成要素はモバイルワークステーションとして、一緒に登場したThinkPad Z61mやThinkPad Z61tと一線を画する内容であるが、外から筐体を見ている分には汎用ノートとしてデザインされているThinkPad Z61mとさほど変わらない。前傾した断面を採用したスタイルやキーボード上に設置された「ThinkVantage」ボタン、TrackPointとタッチパッドが用意されたポインティングデバイス、筐体の側面に設けられたインタフェースなどはThinkPad Z61m、そしてその前のモデルであるThinkPad Z60mとほとんど同じである。

 インタフェースは正面にマルチカードスロット(SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、xDピクチャーカードに対応)とワイヤレスネットワークモジュールのオンオフスイッチが、左側面にはFAXモデム、LAN、PCカードスロット(Type II×1)、ExpressCard(34、または54×1)、IEEE 1394×、右側面にはUSB 2.0×2、光学ドライブ、Sビデオ出力が設けられている。左右側面にあるインタフェースの位置にあわせてキーボード面の左右両側にアイコンが描かれているので、ケーブルの接続やカードの挿入が容易に行える。

 なお、Z61pではZ61m、Z61tで採用されていないBluetoothを実装している。逆に、Z61mで内蔵しているビデオ会議用のWebカメラにステレオマイクはZ61pに搭載されない。また、Z61mとZ61tの上位モデルで用意される「チタニウム・トップカバー」がZ61pでは存在しない。

正面にはワイヤレスネットワークモジュールのオンオフスイッチとマルチカードスロットが、背面にはUSB 2.0が1つ実装されている

左側面にはFAXモデム、LAN、PCカードスロット、ExpressCardスロット、IEEE 1394が、右側面にはUSB 2.0、光学ドライブ、Sビデオ出力が設けられている

メモリスロットにアクセスするには底面からネジを外してパームレストを外す必要がある。この画像はついでにキーボードユニットも外している状態。左上には銅製のヒートシンクにヒートパイプを組み合わせたCPUクーラーが見える。HDDベイには底面からアクセスする

 そのスタイルと搭載するインタフェース、そして組み込まれたパーツの構成から判断するに、ThinkPad Z61pは汎用ノートのThinkPad Z61の筐体にワークステーションとしての使用に耐えうる高性能のパーツを組み込んだノートPCと見ることができる。搭載するCPUはThinkPad T60pのワンランク下であるが、最大解像度は1920×1200ドットとThinkPad T60pを上回る。

 ThinkPad Z61pの価格はダイレクト価格で34万9650円となる。これは、ThinkPad T60pの15インチ液晶ディスプレイ(最大解像度1600×1200ドット)搭載モデルの38万2200円よりも安い。同じディスプレイサイズで最大解像度も同じであるnw8440のHP Directplus価格が41万7900円であることを考えるとThinkPad Z61pの価格はかなり低く抑えられていることが分かる(ただし、nw8440はCPUがIntel Core Duo T2600、メインメモリがPC2-5300 DDR2 SDRAM/2GバイトとThinkPad Z61pを上回る構成になっている)。

 15.4インチというディスプレイサイズとCPU、メインメモリ容量などのスペックが目的の業務に十分対応可能であるなら、ThinkPad Z61pの「コストパフォーマンス」はモバイルワークステーションの大量導入を考えているユーザーにとって十分に検討できる選択肢となりうるだろう。

ThinkPad Z61p
CPUIntel Core Duo T2500(2.00GHz/uFCPGA)
チップセットIntel 945PM Express
L2キャッシュ2048KB(CPU内蔵)
メインメモリ容量1Gバイト
規格DDR2 SDRAM(PC2-5300)
メモリスロット(空き)200ピンSO-DIMM×2(1)
ハードディスク容量シリアルATA 100Gバイト
内蔵ドライブDVD±R DL対応DVDスーパーマルチ
ディスプレイサイズ15.4インチ
解像度1920×1200ドット
グラフィックスチップMobility FireGL V5200
グラフィックスメモリ256Mバイト
サウンドチップIntel HDオーディオ
光デジタル音声出力
PCカードスロットTYPEII×1
ExpressカードスロットExpressCard/34、または54×1
メモリカードスロットSDメモリーカード/メモリースティック/MMC/xDピクチャーカード対応
USBUSB 2.0×3
IEEE 1394S400/4ピン×1
ビデオ出力Sビデオ
ポインティングデバイスタッチパッド、TrackPoint
イーサネット1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
無線LANIEEE802.11 b/g準拠、Bluetooth
FAXモデム56kbps(V.90)/14.4kbps
外形寸法W357×D262.5×H37.3〜40.2ミリ
重量約3.1キロ
搭載OSWindows XP Professional SP2
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月14日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  3. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  6. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  7. ワコム上位機に肉薄? 10万円で18.4型4K! 高コスパ液タブ「GAOMON Pro 19」の長所と弱点 (2026年03月13日)
  8. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  9. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
  10. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年