4月18日から、ミドルレンジ向けのGPU「GeForce 8600/8500」を搭載するグラフィックスカードが一斉に発売された。主要グラフィクスカードメーカーがラインアップをそろえており、40モデル以上の新製品がアキバで確認されている。
GeForce 8600/8500は、GeForce 8xxx世代初のミドルレンジ向けGPUで、DirectX 10をサポートするほか、ハイエンドの8800シリーズと同じように、ピクセルシェーダとバーテックスシェーダを統合した新アーキテクチャを採用する。登場したGPUは3種類。各製品の価格は、8600GTSが3万円前後、8600GTが2万円前後、8500GTが1万円〜1万5000円となっている。
発売初日から、リファレンスデザインだけでなく、メーカー独自のクーラーを搭載したモデルや、オーバークロックモデルが店頭に並んでおり、店員さんも区別するのにひと苦労の様子だった。
「オーバークロックの上げ幅などを全部覚えたのに、お客様が気にするのはGPUの種類とメーカー(ブランド)だけだったりします。あとは、ファンレスを含めたクーラーの形状でしょうか。……はぁ」(某ショップ)。ちなみに、人気のメーカーにASUSTeKとエルザ、リードテック、MSIを挙げるショップが多かった。
なお、発売直後は様子見のユーザーが多く、売れ行きには直結していない。T-ZONE.PC DIY SHOPは「ミドルレンジ向けなので、長期的なヒットが期待できます。なにしろ、大ヒットした7600GT/GSの後継でもあるので、安心してみていられますね」とのことだ(関連記事:新世代ミドルレンジ「GeForce 8600GTS」を「GeForce 7950GT」「GeForce 7900GS」と比較する、2万台の新世代ミドルレンジGPU「GeForce 8600GT」と「GeForce 7600GT」と比較する)。
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