X38とDDR3のタッグは最強か?──ASUS「P5E3 Deluxe」イマドキのイタモノ(1/3 ページ)

» 2007年09月25日 06時00分 公開
[寺崎基生,ITmedia]

最上級の「Intel 3」シリーズを搭載したハイエンドマザー参上

ブラックの基板を採用して、精悍なイメージのP5E3 Deluxe。電源レギュレーターやチップセットのヒートシンクはヒートパイプで接続され、CPUクーラーのファンで冷却される

 2007年6月にIntel 3シリーズが登場し、「Intel P35 Express」「Intel G33 Express」「Intel P31 Express」などミドルレンジからバリュークラスへとラインアップが広がっていったが、ここにきて、待望のトップモデル「Intsel X38 Express」チップセットを搭載したマザーボードが登場した。先日、サンフランシスコで開催されたIDF 2007で10月10日の正式発表が明らかにされたが、それに先んじて性能評価ができるサンプルを入手できたので、ここでは、Intel X38 Exspressが発揮するパフォーマンスを中心に紹介しよう。

 今回取り上げるマザーボードは、ASUSの「P5E3 Deluxe」だ。PCBのリビジョンは、先日画像だけを紹介したサンプルと同じ“1.03G”となっている。

 P5E3 Deluxeが対応するメモリはDDR3のみ。Intel X38 Expressの仕様としては、1333MHz動作のDDR3まで対応することになっている。すでに登場しているIntel P35 Expressチップセット搭載マザーの中にも、ベンダーが独自にDDR3-1333MHz対応をうたう製品があるが、チップセットが正式に対応するのはIntel X38 Expressからとなる。

 対応するCPUは、先行するIntel 3シリーズと同様で、現行のCore 2 Duo、Core 2 Extreme、Core 2 Quadなどに対応するほか、11月に登場する予定の45ナノメートルプロセスルールを採用した「Penryn」(開発コード名)もサポートする。

 P5E3 Deluxeには、Serial ATAの6ポートとParallel ATAの1ポートに加えて、eSATAポートもバックパネルに2ポート搭載している。Parallel ATAとeSATAは、サウスブリッジのICH9Rではなく、オンボードのJMB363で制御される。ネットワークでは、MarvellとRealtekの2つのギガビットイーサコントローラを備える。ほかにも、Agere(LSI Logic)のL-FW3227-100で制御されるIEEE 1394ポートを有する。

 P5E3 Deluxeで特徴的なのが、3本用意されたPCI Express x16スロットだ。Intel X38 Expressチップセットは、CrossFireに対応しているため、2枚のグラフィックスカードを差せるPCI Express x16スロットが2本必要になるが、3本めのPCI Express x16スロットに装着したグラフィックスカードは、GPUを利用した物理演算に割り当てることが可能となる。もちろん、デュアルモニタ対応のグラフィックスカードを3枚組み込めば、6画面マルチディスプレイ環境の構築も可能になる。

特徴的な形状をしたIntel X38 Expressのノースブリッジ。評価機には“ES”の刻印が記されていた
サウスブリッジには“SECRET”とあるが、その正体は、“NH80821IR”と記されたICH9Rである

ハイエンドマザーらしく、基板の裏面に放熱用の銅板を貼った「STACK COOL 2」が導入されている
バックパネルにあるPS/2はキーボード用の1つだけなので、マウスはUSB接続のみとなる。また、eSATAが2ポート用意された

8フェーズの電源回路を実装し、コンデンサには、チップコンデンサではなく固体コンデンサを採用するなど、安定動作を考慮した構成となっている
PCI Express x16スロットを3本持ち、CrossFireに対応するほか、同時に物理演算エンジンとして用いるグラフィックスカードも組み込める

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