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» 2008年11月25日 01時08分 UPDATE

MSIアキバイベント:「海藻」「月食」――Core i7時代に独自の味付けを示したMSI (1/2)

MSIが秋葉原で開催したユーザーイベントでは、X58マザーや同社独自のファンを搭載したグラフィックスカードなどが展示された。

[古田雄介,ITmedia]

「ECLIPSE SLI」に「X58」の名前が入っていない理由

og_akibamsi_001.jpg 「MSI お客様大感謝祭 2008 秋」の様子

 11月23日、カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店で、MSI主催のユーザーイベント「MSI お客様大感謝祭 2008 秋」が開かれた。会場内には同社の新製品や開発中のパーツ、X58マザーとCore i7を搭載したデモ機などが並び、連休中ということもあって、多くのユーザーが足を運んだ。

 イベントの主役は、登場したばかりのX58マザーだ。MSIからは「ECLIPSE SLI」と「X58 Platinum」が発売されているが、会場ではなかでも独自機能を多数盛り込んだ最上位の「ECLIPSE SLI」がプッシュされていた。

 MSIの石岡氏は、ECLIPSE SLIに同社独自の高効率電源回路「DrMOS」を10個搭載していることや、サウスブリッジとドライブ類との連携を補助する「Drive Booster chip」でHDD関連のパフォーマンスを向上させたこと、基板上のボタンを操作することで温度や電圧などを表示する「D-LED2」を採用したことなどを詳細に説明した。

 ECLIPSE SLIにX58の名称が入っていないことについては「“X58”の情報解禁のタイミングが不透明だったので、事前に広報戦略が打てるように外しました。でも、やっぱり基板にX58が載っているわけで、結局何もできませんでしたけど」とのこと。ちなみに「ECLIPSE」は「月食」(Lunar Eclipse)のことで、X58世代以降のMSIマザーハイエンドモデルにつけられるという。セッションでは12月に登場予定の「ECLIPSE PLUS」の存在についても触れていた。

※記事初出時、“12月登場予定の「ECLIPSE II」の存在について〜”との記述がありましたが、正しくは「ECLIPSE PLUS」です。おわびして訂正いたします。

og_akibamsi_002.jpgog_akibamsi_003.jpgog_akibamsi_004.jpg 会場内の様子。セッションは入り口手前で行うため、奥のスペースまでデモ機で埋まっていた(写真=左)。セッションの様子。このときばかりは沿道近くまで人だかりができていた(写真=中央)。MSIのハイエンドマザー「ECLIPSE SLI」(写真=右)

og_akibamsi_005.jpgog_akibamsi_006.jpgog_akibamsi_007.jpg ECLIPSE SLIの独自機能をアピールする石岡氏と、独自機能の一覧(写真=左/中央)。なお、入り口手前には、小型エアコンのラジエーターを使ったCore i7マシンが展示されていた。石岡氏が自作したもので、当然ながら非売品(写真=右)

海藻ファンや水冷ヘッド付きグラフィックスカードをアピール

og_akibamsi_008.jpg 海藻ファンを伝えるセッションの冒頭には「わかめ」の文字が

 X58マザーと並んで注目を集めたのが、MSI独自のVGAクーラーだ。GeForce 9600シリーズやRADEON HD 4800シリーズ搭載カードなどにすでに実装されている「Seaweed-Blade Fan」で、直訳すると「海藻ファン」。石岡氏は「英語では分かりにくいので、私の決定権によって、今後はリリース文書などでも“海藻ファン”と呼んでいきます」と宣言した。

 海藻ファンは、羽に立体的なカーブをつけることで、GPUから吸い上げた熱を直線的に放出する効果がある。これにより「熱のこもった空気がマシン内で拡散されないため、効率的な排気が可能になります。また、回転数を落としても十分な効果が得られるので、静音性の向上にも一役買うでしょう」と語る。

og_akibamsi_009.jpgog_akibamsi_010.jpgog_akibamsi_011.jpg 海藻ファンを採用した「R4850-T2D512J2」(写真=左/中央)。通常のファン(左)と海藻ファン(右)の空気の流れ。VGAクーラーは、下方のGPU側から中央のファンを抜けて上方に空気が抜けるのが一般的。その空気の流れに大きな変化がみてとれる(写真=右)

 そのほかにも、注目の新製品がいくつか紹介された。特に目立っていたのは、水冷ヘッドを標準搭載したGeForce GTX 280カード「N280GTX HydroGen」だ。空冷での冷却には対応しておらず、あくまで水冷システムと組み合わせて使うことが前提となる。開発中のカードながら、会場のスタッフによると「12月中に出せればいいなと思っています。価格は8万円台半ばから9万円台半ばになりそうですね」。

 当日ギリギリに実機が到着したのは、アスペクト比16:9の16型ワイド液晶搭載ノートPC「EX620」だ。DVDドライブ搭載の下位モデルと、Blu-rayドライブ搭載の上位モデルをラインアップしており、下位モデルは9万8000円前後で年内発売を予定しているという。上位モデルは、そこにBlu-rayドライブの価格をプラスした程度とのこと。

og_akibamsi_012.jpgog_akibamsi_013.jpgog_akibamsi_014.jpg 水冷ヘッドを標準搭載した「N280GTX HydroGen」(写真=左)。セッションで「EX620」をアピールする石岡氏(写真=中央)。16型ワイドのAVノート「EX620」(写真=右)

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