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» 2008年12月04日 18時11分 UPDATE

Netbook並みの価格で買える:進化した低価格ワイドノート「Endeavor NJ2150」を試す (1/2)

エプソンダイレクトの「Endeavor NJ2150」は、最小構成で約6万円台から購入できるエントリー向けの15.4型ワイドノートPCだ。新モデルではチップセットを変更し、基本性能を強化した。さっそく検証していこう。

[兼子忍,ITmedia]
og_nj2150_001.jpg Endeavor NJ2150

 エプソンダイレクトのA4ノートPC「Endeavor NJ2150」は、「Endeavor NJ2100」を引き継ぐベーシックモデルだ。今回チップセットをSiS M672からSiS M672FXに変更することで、FSBクロックの高速化による基本性能の向上を実現する一方、最小構成時で5万9640円という高いコストパフォーマンスを継承している。

 チップセットの強化にともない、BTOで選択できるCPUラインアップも一新された。具体的には、FSB 1066MHzに対応したCore 2 Duo P8400(2.26GHz)と同P8600(2.8GHz)を選べるようになったほか、より低価格な構成を望むユーザー向けのCeleronも、FSB 667MHzのCeleron 575(2GHz)に変更された。選択肢は従来のNJ2100と同じ3種類に限定されるものの、FSBクロックとCPUの実動作クロックを同時に引き上げたことでパフォーマンスは確実に強化されている。価格もほぼ据え置かれることを考えれば、従来にもまして買い得感の高い1台に生まれ変わったと言っていい。

 メインメモリは512Mバイト〜4Gバイトの範囲で選択できるが、容量にかかわらずシングルチャネルでの動作となる。HDD容量は80Gバイト/120Gバイト/160Gバイト/250Gバイトの4段階から選択可能だ。また、光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブとコンボドライブのほか、書き込み機能を持たないDVD-ROMドライブも用意されている。個人で利用するPCにとってDVD-ROMドライブは魅力の薄い選択肢だが、社外秘のデータを扱うビジネス用PCとして使うのなら、データの持ち出しを未然に防げる点で注目に値する存在だ。加えて、本機にはTPM v1.2準拠、Vista BitLockerをサポートしたセキュリティチップが標準搭載されるので、会社で使うオフィスワーク用PCとしても安心して利用できるだろう。

※記事初出時、Endeavor NJ2150に関して、指紋認証センサを搭載するという記述とともに、誤った写真を掲載しておりました。Endeavor NJ2150に指紋認証センサは搭載しておりません。おわびして訂正いたします

 グラフィックス機能は従来モデルと同様にチップセット内蔵の「SiS Mirage 3+」を採用するが、Windows Aeroが快適に動作する指標である「Windows Vista Premiumロゴ」も取得済みなので、Windows Vista Home Premium以上のエディションでも快適な操作性が期待できる。

 無線LAN機能はオプションだが、より高速な無線LAN環境を利用可能なIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANモジュールを選択できる点が目新しい。ただし、Bluetooth機能に関してはNJ2100と同様に内蔵タイプを選択することはできず、必要ならUSB接続タイプのアダプタを追加することになる。

インタフェースのレイアウトは使いやすい

og_nj2150_003.jpg 評価機は天板をダークメタリック、キーボード面をグレーで塗り分けたカラーリング

 本体デザインはNJ2100を引き継いでおり、カラーリングは「ダークメタリック/グレー」と、清潔感のある「パールホワイト」の2色が用意される。インタフェースは、USB 2.0を右側面と背面に2基ずつ分散して配置し、着脱頻度の高いUSBメモリなどは側面、常時接続するプリンタやUSB外付けHDDは背面といった具合に、デバイスの種類に応じて端子を使い分けられる。また、右側面にはPCカードスロットやメモリカードスロット(SDメモリーカード/MMC/メモリースティック対応)、ヘッドフォン端子、IEEE1394(4ピン)を搭載するほか、太めのケーブルを接続するアナログRGB出力端子とギガビットLAN端子は、ケーブルがじゃまになりにくい背面に並べるなど、端子のレイアウトは使い勝手を十分に考慮したものだ。

og_nj2150_004.jpgog_nj2150_005.jpgog_nj2150_006.jpgog_nj2150_007.jpg 写真は左から。本体前面/背面/左側面/右側面

og_nj2150_008.jpg ユーザー自身によるメンテナンスも簡単に行える

 本体底面の手前側中央にHDDを搭載し、CPUソケットやメモリスロットは後側の大部分を占める大きなカバーの中に収納されている。HDDはカバーを固定する2本のビスを外せば、マウント金具ごと本体の外部に取り出すことが可能で、万が一の故障の場合でも簡単にドライブを交換できる。メモリスロットへのアクセスには、7本のビスで固定された大型カバーを取り外す必要があるが、カバーさえ外してしまえば作業用のスペースは十分に広く、ユーザー自身によるメモリの増設や交換作業も容易だろう。

 なお、メモリスロットは2基用意されており、BTOの選択次第で後々の増設に備え1基の空きを確保しておくことも可能だ(4Gバイト選択時はすべてのスロットが使用済みとなる)。本機はメモリモジュールの構成にかかわらずシングルチャネルでの動作となるため、2Gバイトを搭載する際は、2Gバイトモジュール1枚の構成を選択するほうがいい。

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