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» 2011年01月11日 21時13分 UPDATE

“宇宙最強”もSandy Bridge:デルが第2世代Core i7搭載モデルを投入、Alienwareも刷新

デルがSandy Bridge世代の新型CPUを搭載した2011年PC春モデルを発表。ゲーミングノートPC「Alienware M17x」には、120Hz駆動のフルHD液晶を内蔵する3D立体視対応オプションも追加された。

[ITmedia]
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 デルは1月11日、“Sandy Bridge”の開発コード名で知られる「第2世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー」を搭載した新モデルの販売を開始した。

 発表されたのは、17.3型ワイド液晶を搭載するゲーミングノートPC「Alienware M17x」、ゲーミングデスクトップPC「Alienware Aurora」、高性能デスクトップPC「XPS 8300」、SMB向けのミニタワーデスクトップPC「Vostro 460」の4モデルだ。同ラインアップについて、デルコンシューマー&SMB事業本部マーケティング本部の伊田聡輔氏は、「デルは最高の価格性能を持ったPCを最速でユーザーに提供する」と述べ、最新アーキテクチャを採用する新機種の概要を説明した。

Alienwareはもちろん“Sandy Bridge”を採用

og_dell_002.jpg Alienware M17x

 まず、ヘビーゲーマーから支持を集める“宇宙最強”ノートPCこと「Alienware M17x」は、CPUにCore i7-2720QM(2.2GHz/最大3.3GHz)と同2820QM(2.3GHz/最大3.4GHz)の選択肢を用意し、グラフィックスもGeForce GTX 460M(1.5Gバイト)/Radeon HD 6870M(1Gバイト)/Radeon HD 6970M(2Gバイト)と強化した。

 また、メモリ容量は標準4Gバイト、最大32Gバイトまでの拡張に対応し、HDD容量も1Tバイト(500Gバイト×2)の構成から1.5Tバイト(750Gバイト×2)に増やしたほか、512GバイトSSD(256Gバイト×2)のオプションも用意している。

 さらに今回、NVIDIA 3D Visionによる3D立体視に対応した120Hz駆動の液晶パネルをBTOで選択できるようになった。解像度もAlienwareブランドの名にふさわしいフルHD(1920×1080ドット)と、1366×768ドット表示に制限される従来の3Dノートとは一線を画している。3DエミッターがUSB接続の外付けタイプではなく、ノートPCに内蔵されるのもポイントだ。

 インタフェースの構成は、USB 2.0×2、USB 3.0×2、eSATA/USB 2.0共用ポート×1、ライン出力×2、光デジタル音声出力×1、マイク入力×1、ギガビットLAN、HDMI入出力×各1、mini DisplayPort出力×1、アナログRGB出力など。従来モデルと比べて、ユニークなイルミネーション機能をはじめ、外観に大幅な変更はないものの、側面ポートに一部変更が見られるほか、天面の仕上げもM11xに似たマット調に変更されている。本体サイズは405.89(幅)×321.31(奥行き)×51.31〜53.39(高さ)ミリ。重量は約5.3キロ以上となる。

 OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium/Professional/Ultimate。カラーバリエーションはステルスブラックとネブラレッド(+1050円)の2色だ。価格は20万9980円から。なお、同社直販サイトでは現時点でRadeon HD 6970Mのオプションが選択できないようだ。

og_dell_003.jpgog_dell_004.jpgog_dell_005.jpg 本体各部に埋め込まれたLEDがイルミネーションする独特のデザインは踏襲されている(写真=左)。本体左側面と右側面。USB 3.0やHDMI入出力を搭載(写真=右)

 Alienwareからはもう1つ、Micro ATXケースを採用するデスクトップPC「Alienware Aurora」も新システムに刷新された。CPUの最新のCore i5-2400(3.1GHz/最大3.4GHz)、i5-2500K(3.3GHz/最大3.7GHz)、i7-2600(3.4GHz/3.8GHz)、i7-2600K(3.4GHz/3.8GHz)、チップセットにはIntel P67 Expressチップセットが採用されており、型番末尾がKのCPU搭載モデルはオーバークロックに対応する。メモリは4Gバイト〜16Gバイト、HDDは最大2Tバイト(7200rpm)もしくは最大600Gバイト(1万rpm)、SSDは256Gバイトが用意されている。グラフィックスは、標準のNVIDIA GeForce GTX 460(1Gバイト)のほか、Radeon HD 6870も用意され、それぞれでSLI構成も選択可能だ。

 このほか、電源容量を従来モデルの525ワットから875ワットに強化し、グラフィックスカードの複数枚差しでも長時間連続で3Dゲームタイトルを楽しめる一方、液冷システムの採用により騒音面に配慮しているのもポイント。インタフェースは本体前面に2基のUSB 2.0とUSB 3.0、音声入出力、メディアカードリーダーが並び、背面にeSATA、USB 2.0×6、USB 3.0、IEEE1394、マイク入力、ライン出力などが搭載されている。

 また、XPS 8100の後継として「XPS 8300」が、Vostro 430の後継として「Vostro 460」が加わった。いずれも新型Core i7/i5とIntel H67 Expressチップセットの組み合わせを採用し、パフォーマンスを向上したほか、BTOオプションでUSB 3.0などを選択できるようになっている。前者はPCでデジタルコンテンツの編集、制作を行うヘビーユーザー、後者は財務モデルの作成などCPU負荷が高い処理を行う法人ユーザーがターゲットだ。

og_dell_006.jpgog_dell_007.jpgog_dell_008.jpg Alienware Aurora(写真=左)。Vostro 460(写真=中央)。会場にはAndroidタブレット端末のDell Streakをはじめ、一体型PCなどの現行製品も展示されていた(写真=右)

og_dell_010.jpgog_dell_011.jpgog_dell_012.jpg 新モデルの概要を説明するデルコンシューマー&SMB事業本部マーケティング本部の伊田聡輔氏(写真=左)。デルは、これまで大企業、官公庁/教育/医療機関、SMB、コンシューマーという4つのセグメントで分けられていたラインアップのうち、SMBとコンシューマーを統合し、これにあわせて日本でも2010年11月に新体制に変わっている。コンシューマー&SMB事業本部マーケティング本郡の原田本部長は「効率化と最適化で(SMBとコンシューマーの)サポートなど、共有できなかった部分を解消し、2つをまとめたことによって規模のメリットも出せる。この利益を顧客に還元できる」とメリットを説明した(写真=中央)。発表会にはインテル技術本部の土岐英秋本部長も登壇。Sandy Bridgeの特徴としてインテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0、32ナノプロセス−ルの統合型GPU、インテルワイヤレス・ディスプレイの3つをアピールした(写真=右)

※記事初出時、3D立体視対応液晶パネルの仕様に関する記述に誤りがありました。正しくは120Hzです。おわびして訂正いたします。

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