その後、吉田氏は、インテルが2011年に投入した製品について言及した。“Sandy Bridge”こと第2世代 Coreプロセッサー・ファミリーについては、4月に搭載PCが26パーセントだったが、いまでは70パーセントを超えるなど「非常にいい立ち上がり」(吉田氏)と評価した。さらに、「これは通過地点」(吉田氏)と、この技術がどういうPCを可能にしていくのかという搭載PCの展開が重要と述べ、その1つの形が6月に提唱した「Ultrabook」とした。しかし、同時に2011年は登場の年、2012年はより洗練され、2013年にはHaswell世代のCPUの登場でさらに進化するともいう。
「2012年は多くの製品が登場し、新しいOSも登場する。ユーザーは、進化した製品がどのように変わっていくのかを気にしている。インテルは、そのような新しい製品を持つことが“いかに楽しいか”というメッセージを出していく」(吉田氏)
また、2012年には22ナノプロセスルール、3次元のトライゲート構造を導入する“新しいプロセッサ”も発表する予定だが、2012年はSandy Bridge世代と共存するという。“新しいプロセッサ”ことIvy Bridge世代のCPUについては、「最新の技術を採用する半導体というだけでなく、新しい付加価値を生み出さなければならず、最新のアプリケーションを最新のプラットフォームで動かすことが重要。2011年はその準備だった」と位置づけた。
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