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» 2012年08月23日 13時00分 UPDATE

新ブランド「PRIVIO」始動、A4ヨコ送りで奥行き290ミリを実現:ブラザー、インクジェットプリンタ12年秋冬モデルを発表

ブラザーが薄型インクジェットプリンタ10機種17モデルを9月上旬より順次発売する。新ブランド「PRIVIO(プリビオ)」を立ち上げ、A4ヨコ送り給紙機構により、奥行きを290ミリに抑え、A3印刷にも対応する複合機を投入した。

[池田憲弘,ITmedia]

個人/法人向けブランドを統合し、新ブランドを立ち上げ

photo 新ブランド「PRIVIO(プリビオ)」のロゴ

 ブラザー販売は8月23日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新製品10機種を発表した。価格はオープンで、想定実売価格は「DCP-J4210N」が3万円前後、「DCP-J940N」が2万5000円前後、「DCP-J740N」が2万円前後、「DCP-J540N」が1万7000円前後、「MFC-J4510N」が3万5000円前後、「MFC-J840N」が2万8000円前後、「MFC-J960DN」が4万5000円前後、「MFC-J860DN」が3万8000円前後、「MFC-J810DN」が3万4000円前後、「MFC-J710D」が2万8000円前後となる。

 DCP-J940N、DCP-J740N、DCP-J540N、MFC-J840Nは2012年9月上旬、MFC-J960DN、MFC-J860DN、MFC-J810DN、MFC-J710Dは2012年10月上旬、DCP-J4210NとMFC-J4510Nは2012年11月上旬に発売する。

 従来、同社のインクジェットプリンタは、コンシューマー向け製品の「マイミーオ」、ビジネス向け製品の「ジャスティオ」という2つのブランドを展開していたが、2012年秋冬モデルより、2つのブランドを統合して、新ブランド「プリビオ」を立ち上げた。

 プリビオは、印刷数が比較的少ない家庭向けの製品を「BASIC」シリーズ、印刷数が多いビジネス向けの製品を「WORKS」シリーズ、そして両者の中間に位置し、多くの新技術を取り入れた高機能な製品を「NEO」シリーズと名付けて展開する。

A4横送りで奥行き290ミリのインクジェット複合機

 NEOシリーズは、家庭用の「DCP-J4210N」とビジネス用「MFC-J4510N」の2種類を用意する。両製品の仕様はほぼ共通だが、ビジネス用のMFC-J4510NはFAXとADFに対応する。A4用紙を横送りで印刷する機構を採用したことで、ボディの奥行きを290ミリに抑えたのが特徴だ。

photophoto NEOシリーズは、家庭用の「DCP-J4210N」(写真=左)とビジネス用「MFC-J4510N」(写真=右)の2種類。A4用紙を横送りで印刷する機構を採用した。横向きで印刷すると用紙がカールしやすいという問題を、印刷時に用紙をたわませるという補正機能で解決している

 インクは従来通り、顔料がブラックで染料が3色の4色独立構成を採用している。インクヘッドを改良し、1.5ピコリットルから33ピコリットルまでのインク滴をコントロールすることで高画質を実現した。また、従来比で約2倍のサイズとなる35ミリのインクヘッドを採用し、ノズルの数を1680個に増やしたことで、印字速度はカラー18ipm、モノクロ20ipmとなった。印刷解像度は最大で6000×1200dpiで、自動両面印刷にも対応する(カラー、モノクロともに6ipm)。L判写真1枚のインク+用紙コストは約19.8円。

 背面は手差しトレイ(1枚ずつ給紙)を備えており、A3用紙の印刷にも対応する。手差しトレイのほか、本体下部のトレイに最大150枚給紙できる。スキャナの解像度は2400×2400dpiだ。

 操作用の3.7型液晶ディスプレイはタッチ操作に加えて、フリック操作も可能となり、UI(ユーザーインタフェース)を改良したほか、DropBoxやEvernote、Picasaといったクラウドサービスとの連携や、AirPrint、GooGle Cloud Printなどスマートフォンとの連携機能に対応した。

 インタフェースは、ダイレクトプリント用のメディアカードスロット(SDXCメモリーカード、メモリースティックPro Duoなどに対応)とUSB 2.0を備え、100BASE-TXの有線LANや、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANを利用できる。本体サイズと重量は、DCP-J4210Nが480(幅)×290(奥行き)×163(高さ)ミリ、約8.2キロ。MFC-J4510Nが480(幅)×290(奥行き)×186(高さ)ミリ、約9.8キロ。

BASICシリーズは8機種を投入

 そのほかの8製品は家庭向けのBASICシリーズとなる。すべて2011年秋冬モデル(旧マイミーオシリーズ)をマイナーチェンジした製品で、スペックの変更点は、手差しトレイの追加、クラウド連携機能の対応、自動両面印刷機能の追加、カラーバリエーションの追加などだ。

 A4インクジェット複合機のDCP-J940Nは、印字速度がカラー10ipm、モノクロ12ipmで自動両面印刷に対応する(カラー、モノクロともに3ipm)。カラーバリエーションにホワイトを追加し、DropBoxやEvernote、Picasaなどのクラウドサービスとの連携機能を強化した。DCP-J940Nの下位機種となるDCP-J740N、DCP-J540Nについては、手差しトレイの追加が改良点となる。

 MFC-J840Nは、カラーFAX機能を搭載したインクジェットプリンタで、仕様はDCP-J940Nとほぼ共通だ。

 FAX機能と電話機能を搭載するモデルは4機種で、それぞれ子機付きのモデルを用意する。最上位のMFC-J960DNについては、ホワイトのカラーバリエーションを追加し、自動両面印刷やレーベルプリント、クラウドサービスとの連携機能を備えた。下位機種となるMFC-J860DNはレーベルプリント、自動両面印刷機能の追加、MFC-J810DNは無線LANの追加、MFC-J710Dは手差しトレイの追加が、従来モデルからの変更点だ。

photophoto DCP-J940N(写真=左)とMFC-J960DN(写真=右)はカラーバリエーションを追加、新たにホワイトモデルが加わった

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