ウワサの変形Ultrabookが登場、もちろん全機種Windows 8に──東芝「dynabookシリーズ」新モデル2012年PC秋冬モデル(1/2 ページ)

» 2012年10月19日 12時00分 公開
[ITmedia]

dynabookシリーズの特徴

ラインアップ

ハードウェア

ソフトウェア

  • OSは全モデルで64ビット版Windows 8を採用、dynabook R732ビジネスモデルはWindows 8 Proをプリインストール
  • dynabook R632下位モデルを除く全モデルにOffice Home and Business 2010をプリインストール(dynabook R632下位モデルはOffice Personal 2010)
  • dynabook R822」「dynabook T642」「dynabook Qosmio T752(上位モデル)」「dynabook REGZA PC D732」にAdobe Photoshop Elements 10・Adobe Premiere Elements 10をプリインストール
  • Windows ストアアプリ「思い出フォトビューア」をプリインストール。Modern UIで写真データを高度に管理可能
  • Windowsストアアプリ「MediaBook Express/Reader」をプリインストール。フォトアルバムをEPUB3準拠のデータで作成/表示可能
  • Windowsストアアプリ「YouCam」をプリインストール。Modern UI上で、エフェクト付きの動画を撮影可能
  • 「デスクトップアプリメニュー」を実装。従来のスタートボタンに慣れたユーザー向けのアプリランチャー機能
  • 「Corel VideoStudio」をプリインストール。動画編集・Skypeビデオ通話録画が可能


新OS「Windows 8」に対応 変形Ultrabook、タッチノート、軽量モバイル、地デジPCなど

 東芝は10月19日、2012年秋冬商戦向けのdynabookシリーズ新モデルを発表。2012年10月26日より順次販売する。

 秋冬モデルのテーマは「Windows 8の特長をさらに使いやすく快適に」。新OSであるWindows 8を全モデルで採用したのはもちろん、Windows 8の新ユーザーインタフェース(UI)を使いやすくするマルチタッチ対応タッチパネル、あるいは大型にしたタッチパッドを多くのモデルに採用した。

 新しいUIである“Modern UI”上で動作するアプリケーションも複数用意し、さらにWindows 7までの操作に慣れていたユーザーに向け、従来のスタートボタンに変わる独自のアプリ一覧メニュー「デスクトップアプリメニュー」もプリインストールする。

タブレット&ノートPCの変形スタイル「dynabook R822」

photo 変形スタイルのUltrabook「dynabook R822」(ダークシルバー)

 変形スタイルで、タブレットにもノートPCにも。タッチ操作のシーンも多く想定するWindows 8対応PCにおいて、東芝の提案する“コンバーチブルスタイル”を体現したシリーズが「dynabook R822」である。

 ボディは12.5型サイズ。スライド&チルト構造による独自のヒンジ機構を採用し、閉じるとタッチ/ペン操作のタブレット、開くとキーボード操作のノートPCとして使用できる。

 なお、Ultrabookカテゴリのモデルとして展開するので、薄型・軽量・高速起動のポイントも備わる。厚さは19.9ミリ、重量は約1.49キロ、CPUは超低電圧版Core i5、ストレージは128Gバイトの高速SSD、バッテリー動作時間は6時間となる。


14型のちょうどよいサイズ、タッチパネル搭載の標準ノート「dynabook T642」

photo 14型サイズのタッチノート「dynabook T642」(ライトシルバー)

 タッチパネル搭載モデルはスタンダードなノートPCにも採用する。新シリーズ「dynabook T642」は、14型サイズでCore i5、光学ドライブ、重量約2.2キロなど、自宅で利用する標準PCに適する仕様に、Windows 8を手軽に直感的に操作できるようタッチパネルを内蔵したモデルとして展開する。

 また、キーボードには抗菌コーティングを施した「抗菌タイルキーボード」を採用。細菌増殖の機能を停止させ、清潔さを保つという。


地デジ内蔵の高機能AVノート「dynabook Qosmio T752」、主力A4スタンダード「dynabook T552」

 15.6型サイズのA4オールインワンモデルには、AV機能を強化した「dynabook Qosmio T752」と主力のスタンダードモデル「dynabook T552」を用意する。

photophoto 高機能AVノート「dynabook Qosmio T752」(ライトシルバー 画像=左) スタンダードA4ノート「dynabook T552」(ルビーロゼ 画像=右)

 dynabook Qosmio T752はクアッドコアのCore i7-3630QM、8Gバイトのメインメモリ、BDXL対応Blu-ray Discドライブといった上位志向の仕様に加え、3波(地上デジタル/BSデジタル/110度CS)ダブルチューナーや高品位なharman/kardonブランドのスピーカーを搭載し、「PC+高機能なAV機能」を望む層に訴求する。

 dynabook T552は、主力となる光学ドライブ内蔵15.6型モデルのスタンダードモデルだ。上位はクアッドコアのCore i7-3630QM、下位は低廉なCeleron B830と、ニーズや予算に応じた幅広いラインアップをそろえ、さらにルビーロゼ、プレシャスブラック、リュクスホワイト、シャンパンゴールドと豊富なカラーバリエーションも用意する。実売価格は10万円台半ばから。


長時間+ODD内蔵モバイル「dynabook R732」と軽量Ultrabook「dynabook R632」

 東芝が得意とするモバイルノート/Ultrabookシリーズは、従来より定評のある「dynabook R732」と「dynabook R632」を継続して展開する。いずれも性能、機能、重量、サイズ感を高いレベルでバランスさせた、特に仕事道具・ビジネスマシンとして活用するための特長を取り入れている。

photophoto 長時間モバイルノート「dynabook R732」(グラファイトブラック 写真=左) 薄型軽量Ultrabook「dynabook R632」(シャンパンゴールド 写真=右)

 dynabook R732は、光学ドライブを内蔵した13.3型のボディで重量は約1.35キロ。標準電圧版のCoreプロセッサーファミリー、高速な256GバイトのSSD、無線LAN+WiMAX内蔵、そして約13時間の長時間バッテリー動作を実現する。Windows 8の上位エディションであるWindows 8 Proや、セキュリティ性をより高めた運用のためのIntel vProプロセッサー・プラットフォーム対応など、よりビジネスシーンへの導入に向くモデルも用意する。

 dynabook R632は、厚さ15.9ミリ/重量約1.12キロの薄型軽量ボディながら、有線LANやアナログRGB、WiMAXも備える充実のインタフェース仕様を特長とするUltrabookのリニューアルモデル。デザインや基本プラットフォームは従来モデルの小変更にとどまるが、より低価格なCore i3搭載モデルもラインアップに加えた。


AV連携機能に優れる液晶一体型「dynabook REGZA PC D732」「dynabook REGZA OC D712」

 テレビ機能を訴求する液晶一体型デスクトップPCシリーズは、ハイスペック志向の23型「dynabook REGZA PC D732」とインテリアとの調和を目指した21.5型「dynabook REGZA PC D712」の2シリーズで展開する。

photophoto 23型サイズの高性能AVモデル「dynabook REGZA PC D732」(プレシャスブラック 写真=左) カラバリ豊かな21.5型サイズの液晶一体型「dynabook REGZA PC D712」(メローボルドー 写真=右)

 どちらもフルHD(1920×1080ドット)対応ディスプレイ、3波ダブルチューナー(D712/V3Gを除く)、ONKYOブランドの高品位スピーカー、BDXL対応Blu-ray DiscドライブによるハイクラスなAV連携機能を備えるのが特長。dynabook REGZA PC D732はPC起動なしにテレビ機能を起動できる「今スグTV」、長時間の地デジ番組や高画質映像も大量に録画・保存できる3Tバイトの大容量HDD、DLNAによる録画番組配信・再生ソフトウェア「RZスイート express」も搭載する。

 dynabook REGZA PC D712は、21.5型サイズの省スペース性とともに、インテリアと調和しやすい豊富なカラーバリエーション(ダークグリーン/リュクスホワイト/メローボルドー)を用意する。下位モデルは12万円前後と予想される。


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