「Surface RT」が日本上陸、アキバでの評判は?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2013年03月18日 11時47分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「5万円切りでMicrosoft Officeが使えるのはまぎれもなく武器ですね」

マイクロソフト「Surface RT」

 3月15日に登場した「Surface RT」は、パーツショップでも話題を呼んでいる。ラインアップはストレージ容量別に64Gバイトと32Gバイトタイプがあり、着脱式キーボード兼カバーの「タッチカバー」の有無も選べるので、合計4通りとなる。32Gバイトのタッチカバーなしが5万円弱、32Gバイトのタッチカバーつきと、64Gバイトのタッチカバーなしが5万8000円弱、64Gバイトのタッチカバー付きモデルが6万6000円弱。在庫は潤沢だ。

 Surface RTは、10.6型のタッチパネル液晶を採用したタブレットで、Modern UI側を主体としたWindows 8の兄弟OS「Windows RT」を搭載している。Windows 8のようなデスクトップ画面も備えており、標準でインストールされたMicrosoft Officeスイート「Office 2013 RT」が利用できる。ただし、Windowsストア以外からはアプリの追加はできない。

 取り扱うショップの多くで注目されていたが、どんな売れ方をするかはまだ見えていないと語るスタッフが多かった。TSUKUMO eX.は「問い合わせはいただくようになっているので反響はしっかり感じますが、まだお客さんも評価しきれていないところがあって、発売で即座に人だかりという感じにはなっていないです。5万円切りでMicrosoft Officeが使えるというのは、ほかのタブレットにはない武器なので、ヒットする素質は十分にあると思いますが……」と話していた。

 パーツショップの期待も大きい。パソコンハウス東映は「Bluetoothキーボードも導入できますし、USBでPCと連携することもできるので、自作ユーザーの潜在ニーズはあると思います。売れてくれたらいいですね」と語る。

 ただし、慎重な意見も少なくなかった。別のパーツショップはWindows RTの操作感がカギと語る。「Windows 8よりも7が売れている現状で、8ライクなRTの操作感がどれだけ受け入れられるかでしょうね。逆にSurfaceが大ブレイクしたら、その波が8にも向かいそうですし。ぼくは(Windows 8が)好きですけど、どっちに転ぶか本当に分からないんですよね」という。

TSUKUMO eX.2階の展示コーナー(写真=左)。1000円以下からのBluetoothキーボードが並ぶ、パソコンハウス東映の軒先(写真=右)

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