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» 2013年04月22日 11時45分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「停滞しているより、ずっといい」――TSUKUMO eX.の変化を見守る自作街 (1/4)

先週金曜日にリニューアルオープンしたTSUKUMO eX.はフロア構成が大幅に変化した。1階にPCパーツはなくなったが、売り場の面積が広くなり「よりニッチな商品が置ける」など、スタッフも周辺のショップもこの変化を前向きに捉えている。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「階は上がったけど、ニッチを攻める余地が増えたかなと」――TSUKUMO eX.が大幅リニューアル

photo 新しくなったTSUKUMO eX.のフロア構成

 中央通りに店を構えるTSUKUMO eX.が、大幅なリニューアルを果たして再オープンした。1階にはノートPCやタブレット、携帯電話などを並べ、BTOマシンを含むデスクトップ機はPCケースとともに2階に配分。ディスプレイやプリンターなど置く3階を越え、PCパーツは4〜6階に集中する構成となった。

 全フロア共通で陳列棚が低くなり、フロア全体が見通しやすくなったのも特徴だ。見積もりカウンターだった6階を通常の売り場フロアに変更し、全体的にカウンター奥を狭くしたことで、売り場の面積も広がっている。この大きな変化により、「初めての方でも利用しやすくなったのではと思います。どこに何があるのか分かりやすいので、フロア通しで複数のパーツや周辺機器を買うときも便利だと思います」という。

photo TSUKUMO eX.の外観

 一方で、ベテランの店員からは「1階からPCパーツがなくなったのは正直ショックですよね。“PCパーツの殿堂”を名乗っているのに……」という戸惑いの声も聞かれた。それでも、全体的には前向きに捉えるスタッフが多い。PCパーツフロアの店員は「時代のニーズに合わせていかないといけない部分はありますからね。PCパーツの扱いも減る方向ではなく、むしろ増える部分もあります。売り場が広くなった分、これまで物理的なスペースの問題で扱えなかったニッチなパーツを扱う余地が出てきたんですよ。マニアックなご要望にも応えられるように、これからも攻めていきたいです」と意欲的に語る。

 周辺のショップも、今回のリニューアルを冷静に受け止める声が大半だ。某ショップは「昔に比べて自作PCの市場が小さくなっているのは肌で分かっていて、TSUKUMO eX.さんのリニューアルもその肌感覚の範囲内という感覚です。むしろ、いろいろな層のお客さんを集めてもらって自作業界に新しい風を吹かせてくれるかなと期待もしています。停滞しているより、ずっといいんですよね」と話していた。

photophotophoto TSUKUMO eX.1階のノートPCフロア。壁一面にノートPCが並ぶ、ヤマダ電機に似たレイアウトだ(写真=左)。2階のeX.COMPUTERフロアには、飛び地的にPCケースも置かれている(写真=中央)。4階はCPUとマザーを扱うインテル・AMDフロアに。2大プラットフォームを簡単に比較できるようになった(写真=右)
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