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» 2013年07月30日 00時00分 UPDATE

7型から21.5型まで:「多様化するニーズに対応、“主要ベンダー”として突き進む」――日本HPがAndroid端末にも注力する理由 (1/2)

日本HPがAndroidタブレット3製品を発表した。今後はWindowsとAndroidのマルチOSでデバイスを開発するとアピールしたが、これにはスマートフォンに慣れたライトユーザーを取り込みたいという狙いがある。

[池田憲弘,ITmedia]
photo 製品発表会で新製品の説明を行った日本HP コンシューマービジネス本部 製品部 室裕朗氏

 既報の通り、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は7月29日、Androidタブレット3製品の国内販売を発表した。ラインアップは7型サイズの「HP Slate7」、10.1型サイズの「HP SlateBook10 x2」、21.5型サイズの「HP Slate21」だ。2013年8月6日より順次発売する。

 これらの製品は、2013年2月に行われた「Mobile World Congress 2013」や、6月に開催した事業戦略説明・新製品発表イベント「HP World Tour 2013」などで発表した製品であり、今回国内での発売日と価格が決まった形だ。

HP Slate7

photo 7型タブレットの「HP Slate7」。ボディカラーはシルバーとレッドの2色を用意する

 HP Slate7はAndroid 4.1搭載のタブレット。2013年2月に行われた「Mobile World Congress 2013」で発表した製品で、米国などではすでに販売している。ラインアップは直販サイト“HP DirectPlus”限定販売の8Gバイトモデルと量販店限定の16Gバイトモデルを用意。直販モデルの発売日は2013年8月6日で、価格は1万3860円。量販店モデルの想定実売価格は2万円前後で、2013年8月下旬に発売する。

 タブレット端末で初めて「Beats Audio」に対応し、音にこだわったタブレットとして訴求する。CPUにデュアルコアのCortex-A9(1.6GHz)を採用し、1Gバイトメモリ、8Gバイト/16Gバイトストレージ(eMMC)、1024×600ドット表示のタッチ対応7型ディスプレイを搭載する。

photophoto 上面にはSDメモリーカードスロットとヘッドフォン出力を備える。Beats Audioシステムはステレオスピーカー使用時には適用されず、ヘッドフォン出力時のみ適用される(写真=左)。下面にはMicro USBを配置する(写真=右)
photophoto 左右側面にインタフェース類はなく、右側面に音量調節ボタンがある

 インタフェースはMicro USB、microSDカードスロット(SDHC対応)、30万画素のインカメラ、300万画素のアウトカメラなどを備えた。通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 2.1+EDRを利用可能だ。センサーは加速度センサーを内蔵する。OSはAndroid 4.1で、Android 4.2へのアップデートについては「現時点で未定」(同社)という。

 バッテリー動作時間(連続動画再生)は約5時間で、本体サイズは約116(幅)×197(高さ)×10.7(厚さ)ミリ。重量は約370グラムだ。ボディカラーはシルバー、レッドの2色を用意する。

 グローバルでは169ドルで販売する8Gバイトモデルを、円安傾向にも関わらず1万3860円で販売する理由について、同社 取締役副社長の岡隆史氏は「世界的に7型タブレットの生産量が増加し、製造コストが安くなった。健全に事業が行える程度の価格設定だ」と述べた。

photophoto オプションで専用のレザーケース(写真=左)や、スタンド機能付きケースも用意する(写真=右)

HP SlateBook10 x2

photo HP SlateBook10 x2はキーボード着脱式のAndroidタブレットだ

 HP Slatebook10 x2は10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するAndroidタブレットだ。着脱可能なキーボードドックが付属する。Tegra 4を搭載し、1920×1200ドット表示に対応するタッチ対応ディスプレイ(IPSパネル)が特長だ。2013年9月上旬に“HP DirectPlus”限定で発売する予定。価格は5万円前後からとなる見込み。

 主な仕様はCPUがTegra 4(1.8GHz)、メモリは2Gバイト、ストレージは16Gバイトまたは64Gバイト(eMMC)となる。タブレット部はmicroSDカードスロットと音声入出力、30万画素のインカメラや300万画素のアウトカメラを搭載し、キーボードドックにUSB 2.0やHDMI出力、音声入出力を備えた。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetoothを利用可能で、OSはAndroid 4.2だ。センサーは加速度センサー、ジャイロスコープ、デジタルコンパスを搭載する。

 キーボードドックには84キーのアイソレーションキーボードを搭載し、2セルのリチウムイオンバッテリーを内蔵する。タブレット単体でのバッテリー動作時間は約8時間45分で、キーボードドックとの合体時には約14時間45分に増えるという。

photophotophoto キーボードドックには84キーのアイソレーションキーボードを用意する。写真は英語キーボードだが、製品版は日本語キーボードになる(写真=左)。キーボードドックの左側面にはUSBポートを、右側面にはHDMI出力を備える(写真=中央、右)

 本体サイズと重量は、タブレットが258(幅)×182.2(奥行き)×9.6(厚さ)ミリで約600グラム、キーボードドックとの合体時が258(幅)×193.8(奥行き)×20.5〜22.5(厚さ)ミリで、約1.25キロとなる。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色だ。

photophoto カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色

HP Slate21

 HP Slate21はフルHD(1920×1080ドット)表示に対応する21.5型ワイド液晶ディスプレイを内蔵するAndroidタブレット。背面にスタンドを備えており、ディスプレイの角度を15度〜70度に調節可能だ。キーボードやマウスも付属しており、画面を立ててデスクトップPCのように使える。2013年9月上旬に“HP DirectPlus”限定で発売する予定で、価格は4万円前後となる見込み。

photophotophoto HP Slate21は21.5型ワイド液晶ディスプレイを内蔵するAndroidタブレット。キーボードやマウスが付属しており、デスクトップPCのように使える(写真=左)。左側面にUSBポートとSDメモリーカードスロット、ヘッドフォン出力を搭載(写真=中央)。DTS Soundに対応するステレオスピーカーもディスプレイ下部に備えた(写真=右)

 普段使い慣れているインタフェースを大画面で操作したい、というユーザーニーズがあることから開発された製品だという。OSはAndroid 4.2で、家庭向けのマシンとしてマルチユーザーのアカウント作成に対応する。主なスペックはCPUがTegra 4(1.8GHz)、メモリが1Gバイト、ストレージ容量が8Gバイト(eMMC)など。

 インタフェースはSDメモリーカードスロット(最大16Gバイト)、USB 2.0×3(USBホスト非対応)、ヘッドフォン出力、92万画素のインカメラなどを搭載。IEEE802.11a/b/g/n対応無線LANと、Bluetooth 3.0のほか、100BASE-TX対応有線LANも利用可能だ。本体サイズは約531(幅)×169〜330(奥行き)×155〜346(高さ)ミリで、重量は約5キロ。100×100ミリのVESAマウントにも対応する。

photophotophoto 背面にスタンドを搭載し、15〜70度までディスプレイを傾けられる
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