せっかくだから俺はこの「BRIX」でゲームをするぜちっさ!! はやっ!!(1/4 ページ)

» 2013年08月02日 11時20分 公開
[城戸芳充,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
ギガバイト製小型PCキット「BRIX」。今回はCPUにCore i7-3537Uを採用した注目製品「GB-XM1-3537」を評価していく

 2012年末から、にわかに自作PCユーザーやガジェット好きの熱い視線を集めているのが、“NUC”準拠の超小型PCだ。だが一般的に知名度はまだまだ低く、「マニア注目の一品」の域を脱してはないようだ。規格を提唱したインテル製品以外の競合メーカーが存在せず、“独占市場”になってしまっていたのも一因かもしれない。競争相手が存在しない状態がしばらく続いていたわけだ。

 そこに真っ向から挑戦状を叩きつけたのがギガバイトである。2013年の5月に対抗馬としてぶつけてきた「BRIX」は、インテル製NUCキットにほぼ相当する性能と、同じく超小型のボディを採用する、いわば“ガチンコの競合製品”となっている(ちなみに、ギガバイトでは本製品を「NUC」とはうたっておらず、独自のフォームファクターと位置づけている。バックパネル形状にも互換性はない)。こちらは製品ラインアップが充実しているのも特徴で、現時点では搭載CPUの差異により計4バリエーションを取りそろえている。

本体サイズは107.9(幅)×114.6(奥行き)×29.9(高さ)ミリ。まさに“手のひらサイズ”のPCだ。ACアダプタをあわせても600グラムほどしかない

 今回触れることができた評価機は、インテル製NUCのラインアップには存在しない“死角”といえる、Core i7搭載の最上位モデル「GB-XM1-3537」だ。“超ミニ筐体にCore i7乗せてみた”というこの組み合わせ、果たしてどう使い倒してやるべきか? そこのところを、ねっとり検証してみたい。

まずは本体の外側を見てみる

 それではさっそく、編集部から届いたブツをチェックしてみよう(ごそごそ)。おっ?と小さく驚く。外箱の時点ですでにかなり小さいことが分かる。500ミリリットルのペットボトルを横に2本並べたほどの体積しかない。

 「ほんとにPC入ってんの?」と開封すると、さらにミニマムな本体が顔を出した。“手乗りPC”という表現も誇張ではないコンパクトさで、本体サイズは107.9(幅)×114.6(奥行き)×29.9(高さ)ミリ。CDケースを上に置くと、完全に本体が隠れてしまうサイズだ。フットプリントはインテル製NUCキット「DC33217IYE」とほぼ同等だが、厚さは約9ミリ薄い。まずは先取点、というところだ。

本体前面/背面 ※記事初出時、掲載していた背面写真に誤りがありました。おわびして訂正いたします

本体左側面/右側面

 パッケージには、本体に加えてVESAマウント用のキットと、ACアダプタ(出力19ボルト/3.42アンペア)が付属していた。評価機ではACアダプタに付属しているコンセント側のケーブルが海外仕様(丸型の2穴タイプ)となっており、そのままでは接続ができない。これについては汎用の国内用ACアダプタケーブル(3ピンの、いわゆる“ミッキータイプ”に接続できるもの)を代用することで、あっさり解決できた。

 重量を計測してみると、本体は約390グラム(メモリ/SSD含む)、ACアダプタは約210グラム。両方あわせても、およそ600グラム程度しかない。

 本体の背面には冷却用のスリットが設けられている。CPU冷却ファンの排気口となっているので、ここを塞がないよう注意したい。アイドル動作時にはファンの音はあまり感じないが、負荷がかかるとブロワー型ファンがフル回転し、やや甲高い排気音が耳に付くので設置場所は一考が必要だろう。天板は光沢感のあるピアノブラック仕上げのスマートな外観で、電源ボタンにはブルーLEDを内蔵している。

 接続インタフェースは、前面にUSB 3.0×1、背面にはUSB 3.0×1とギガビットLAN、および映像出力としてHDMI×1、Mini DisplayPort×1を搭載している。ミニ筐体ゆえの物理的な宿命で、接続インタフェースが限られている点には注意が必要だ(これが後々、ボディのように効いてくるのだが……)。

本体天面/底面

底面カバーを外して内部にアクセスできる

 四隅をネジ止めされている底面パネルを開くと、本体内部にアクセスが可能で、メモリスロット(DDR3 1333/1600MHz対応SO-DIMMスロット×2、最大16Gバイトまで対応)と、mSATAスロット×1を利用できる。またMini PCI Express接続型の無線LANカードも標準で内蔵している。シャドーベイなどは備えていないので、必然的にmSATAスロットにOS導入用のSSDを装着する、という使い方になるだろう。外付けHDDを用いたくないなら、あらかじめ大容量のSSDをチョイスしておきたい。装着可能なSSDのサイズ(長さ)に制限がある点もインテル製NUCと同様だ。

関連キーワード

ゲーム | NUC | Core iシリーズ | ギガバイト | Core i7


       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月18日 更新
  1. 「iPhone 18 Pro」は“カメラの原点”に回帰する――機械式絞りとAI時代の“真正性”証明技術に見た新生Appleの挑戦 (2026年09月16日)
  2. 目玉は“可変絞り”だけではない――「iPhone 18 Pro」を先んじて使って分かったこと (2026年09月16日)
  3. MacBookに数枚の紙を挟んで持ち運んだだけで、ディスプレイが損傷した……? 薄い紙でも油断できない理由 (2026年09月17日)
  4. 史上初の5日間開催の「東京ゲームショウ2026」が始まる レポート記事まとめ (2026年09月17日)
  5. 7.4型有機ELとRyzen AI Z2 Extreme搭載! ROG20周年記念のポータブルPC「ROG XBOX Ally X20」が登場 (2026年09月17日)
  6. 月額0円でも実力派、文字起こし&要約が無制限のカードサイズAIボイスレコーダー「Comu Action Pro」を試す (2026年09月16日)
  7. 会話からToDo生成やNotion連携も! SwitchBot「AIマインドクリップ」を試して分かった“記憶の外部化”の実力 (2026年09月17日)
  8. まるで“狂気の沙汰”──ジョブズ時代のAppleを感じさせる「iPhone Duo」のヒンジと製造工程 (2026年09月11日)
  9. Windowsの9月セキュリティ更新で複数の問題が発生 帯域外(OOB)更新でおおむね解消 (2026年09月15日)
  10. Keychron、遊舎工房とコラボしたトラックボール搭載分割キーボード「Keychron Valkey Orb」の共同開発を発表 (2026年09月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー