日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は8月30日、個人向けインクジェット複合機の発売を発表した。ラインアップは「HP ENVY4500」「HP ENVY121」「HP Photosmart 6521」「HP Photosmart 5521」の4種類だ。2013年9月5日に発売する。
今回の新モデルはHP ENVY4500を追加したのがトピックだ。自動両面印刷やワイヤレスダイレクト印刷(スマートデバイスとプリンタを直接接続して印刷)に対応しつつ、7980円という価格を実現したエントリーモデルとなる。
黒カートリッジまたはカラーカートリッジ(3色)のどちらかで印刷できる「シングルカートリッジモード」に対応しており、モノクロ印刷を多用する場合でもランニングコストを抑えられるという。ランニングコストは1枚あたり約5.3円だ。
A4普通紙の印刷速度はモノクロが約8.8枚/分、カラー約5.2枚/分。印刷解像度は最大で4800×1200dpi。2型のモノクロ液晶モニタ、1200×2400dpiのCISスキャナ、1段前トレイ(普通紙100枚)を装備する。
インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n無線LANを搭載する。オートオフ機能なども利用できるが、「スキャンto電子メール」やSDメモリーカードからのダイレクトプリントには対応しない。本体サイズは445(幅)×334(奥行き)×120(高さ)ミリで、重量は5.5キロ。
HP ENVY121は、ガラス天板側にスキャンユニットを備えたインクジェット複合機「HP ENVY120」の後継モデル、HP Photosmart 6521とHP Photosmart 5521は2012年9月に発表した「HP Photosmart 6520」「HP Photosmart 5520」の後継機種となる。仕様は従来モデルから変わらないが、アジェンダのハガキ作成ソフト「宛名職人」が付属するようになった。価格はそれぞれ2万6880円、1万6800円、9870円だ。
各機種の主な仕様は以下の通り。
HPインクジェット複合機新モデルのスペック | ||||
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製品名 | ENVY4500 | ENVY121 | Photosmart6521 | Photosmart5521 |
直販価格 | 7980円 | 2万6880円 | 1万6800円 | 9870円 |
液晶モニタ | 2型 | 4.33型(タッチ対応) | 3.45型(タッチ対応) | 2.65 |
総ノズル数 | 4080ノズル | 2736ノズル | ||
各色ノズル数 | C/M/Y×各1248ノズル、顔料BK×336ノズル | C/M/Y×各672ノズル、顔料BK×720ノズル | ||
印刷解像度 | 4800×1200dpi | |||
インク構成 | 染料3色一体+顔料BK | 4色独立システム | ||
給紙 | 前面 | 前面 | 前面2段 | 前面 |
自動両面印刷 | ○ | ○ | ○ | ○ |
スキャナ解像度 | 1200×2400dpi | 1200×1200dpi | 1200×2400dpi (CIS) | |
メモリカードからダイレクトプリント | ― | ○ | ○ | ○ |
インタフェース | IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0 | |||
HP ePrint | ○ | ○ | ○ | ○ |
A4普通紙印刷速度(モノクロ/カラー) | 約8.8/5.2ipm | 約7/4ipm | 約12/8.5ipm | 約11/8ipm |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 445×334×120ミリ | 427×336×102ミリ | 440×380×160ミリ | 444×325×143ミリ |
重量 | 約5.5キロ | 約7.25キロ | 約6.2キロ | 約5.1キロ |
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