千葉県・幕張メッセで開催されているエレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2013」の東芝ブースで、国内未発表の新型タブレットが参考展示されていた。
展示機は、8型サイズでWindows 8.1(展示機はWindows 8.1 RTM版で動作)を採用するピュアタブレット型のボディを採用する。2013年9月にドイツで行われたIFA 2013で初公開された「Encore」をベースに、国内市場向けに最適化(日本語表示化など)したものと思われる。
展示スタンドには「dynabook──」とブランド名が記載され、Windows 8.1搭載のタブレットは、どうやら既存Androidタブレットで使用する「REGZA Tablet」とは別の名称が使用されるようだ。「別の名称を使用する計画。もちろん製品本発表時にはきちんと公開するが、現時点はまだ決定していない」(説明員)
主な仕様は、1280×800ドット表示の8型HFFS(High aperture ratio Fringe Field Switching)ディスプレイ、Bay Trail-T世代のタブレット向けSoC Atom Z3770、2GバイトのLPDDR3メモリ、最大64GバイトのeMMCストレージなど。主なインタフェースにMicro USB 2.0、Micro HDMI、microSDスロット(最大64Gバイト)、マイク/ヘッドフォンコンボジャック(3.5ミリ)、デュアルバンド802.11a/b/g/n 無線LAN、約800万画素アウトカメラ/約200万画素インカメラ、ジャイロ、加速度、GPSといった各種センサー、ステレオスピーカー(Dolby Digital Plus)などを備え、OSにはWindows 8.1を採用する。
海外市場向けのEncoreと異なり、日本市場向けモデルはオフィススイートが異なると想定される。Encoreは日本市場ではラインアップにないOffice Home and Student 2013を採用するが、日本市場向けモデルはおそらくOffice Home and Business 2013を採用すると思われる。このため価格帯もEncoreの329.99USドルに対し、やや上乗せ──となるイメージだろう。
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