マウスと重量計が合体だと? 「デジタルスケール付きマウス」でハロウィーンな女子力を“量って”みたなんだか“誰得”なヤツを試してみよう(1/2 ページ)

» 2013年10月31日 10時00分 公開
[村上万純(撮影:矢野渉),ITmedia]
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見せてもらおうか、ガジェット担当記者の女子力とやらを

 PC、スマホ、デジタルカメラ・・・・・・いわゆる“女子っぽいもの”とはかけ離れた当編集部で日に日に失われていく女子力。ストレス解消と言えば、甘いもの。あぁ、甘いものが食べたい。

photo 文字通りガジェットに囲まれる毎日
photo 上海問屋の「デジタルスケール付き USB接続 光学式マウス」。マウスを開くと、そこにはなぜか重量計が

 「甘いものが食べたいなら、自分で作ってしまえばいい」

 そんな発想を促したのが、上海問屋の「デジタルスケール付き USB接続 光学式マウス」だ。USBマウスに重量計を内蔵するというよく分からないコラボっぷりが光る製品だが、「クックパッドを見ながらお菓子作り」などというやけに女子力が高めなこともできそうだ。甘いものが食べられて、女子力アピールもできる。そう、ワタクシは女子。人生初の手作りスイーツに挑戦し、自分の女子力を“量って”みた。

重量計はマウスから分離可能・・・・・・えっ!

 この製品は、ボディ内部に重量計を内蔵している以外はごくごく普通の光学式USBマウスだ。ボタンは左右ボタンとホイールの計3つ。本体サイズは65(幅)×120(奥行き)×30(高さ)ミリで、重量は約154グラム(実測値)だ。重量計が内蔵されている分やや重く、動きが鈍くなるのは少し気になった。

photophotophoto 見た目はごく普通のUSBマウスだ(写真=左)。重量計はマウスから取り外して使用できる。袋の重量を差し引ける「風袋引き」機能や重量単位の切り替えなど、機能も充実している(写真=中)。重量計はマウス本体と電源は別になっており、、単四形乾電池2本で動く(写真=右)

 単四形乾電池2本で動作する重量計は、0.1グラム単位で500グラムまで計測可能だ。袋の重量を差し引いて0グラムに設定できる「風袋(ふうたい)引き」機能を搭載するほか、重量の単位をオンス(oz)/カラット(ct)/グレーン(gn)に切り替えられるなど、機能が充実している。ん、カラットということは、婚約指輪の宝石だって量れるな。よし、このマウスは来たるべき日まで大事に保管しておこう。ちなみに重量計は着脱可能で、取り外すとマウス本体は82グラム(実測値)と軽くなる。分離できるなら合体させた意味は・・・・・・などと考えたら負けだ。それでは早速お菓子作りを始めよう。

完ぺきな計量をすれば、完ぺきなハロウィーンケーキができるのか?

 お菓子作りのキモとなるのが、調味料や材料の計量だ。失敗の原因はさまざまだが、計量ミスもよくありがちな要因の1つ。普段自炊すらまったくしないワタクシでも、計量さえ間違えなければおいしいお菓子ができるのではないかとついつい期待してしまう。10月末ということもあり、ハロウィーン仕様のカボチャパイを作ることにした。

 材料は冷凍パイシート、カボチャ、バター、砂糖、牛乳、卵黄で、このうちカボチャとバター、砂糖は計量が必要になる。これらは味の決め手となる中身の部分であるため、正確な計量を行いたい。

photophotophoto まずクックパッドを開く。準備は万端だ(写真=左)。カボチャの重さは約500グラム。実際に使うのはそのうち200グラムほどだ(写真=中)。いざ計量・・・・・・はかなわなかった。500グラムまで量れても、重量計に乗らなければ意味がない(写真=右)

 早速クックパッドを開いて、蒸したカボチャの計量を・・・・・・と思ったが、とてもじゃないがマウスと合体したままでは計量できない。また、重量計のサイズより大きいものは乗せられない。なんとなく予想できたことだが、重量計だけキッチンへ持っていくのがよさそうだ。今回は不要だったが、ちょっとした調味料の計量などはマウス装着時でも可能である。

 また、分離させたあともひと工夫が必要だ。というのも、分離すれば重量計より大きなものを乗せることができても、今度は計測画面が見えない。何だこれは。。今回は透明なキッチンバッグを使ったり、ラップを敷くことで対処したが、本格的な料理をするときの計量には、はっきり言って向かない。ま、バターや砂糖などちょっとした調味料を量るには十分で、風袋引き機能も役に立つ。あくまで小さいものを計量するのに適しているようだ。

photophotophoto 透明の容器を使うなど、工夫すれば大きめのものも量れる。よく見ると202.9グラム。このあとちゃんと200グラムにしました(写真=左)。砂糖やバターなど、小さく軽いものを量るのに適している(写真=中、右)

 材料を混ぜるとイイ香りがしてきた。パイシートを切り抜き、この混ぜたカボチャを詰める作業に入ろう。よし、うまくハロウィーンのカボチャ型に切り抜けた。右上にあるのは余った切れ端・・・・・・ではなく、コウモリなのだが、計量と関係ない部分まで完ぺきにこなす必要はないはずだ。目と口を付けるとそれらしく見えてきたようにも感じる。表面に卵黄を塗るとややグロテスクな見た目になり、飛び出た黄味が不気味に光るが、焼いたら生まれ変わってくれると信じてオーブンイン。

photophoto 右上の物体も作品の1つですよ(写真=左)。なんだか事件現場っぽくなっているが、流れているのは血ではなく甘い卵黄だ(写真=右)
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