厚み21ミリの超薄CPUクーラー「AK-CC7129EP01」がアキバで話題に古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2013年11月05日 10時40分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「冷却性も求めるならITX30が定番ですね」――超薄CPUクーラーのトレンド

Akasa「AK-CC7129EP01」。国内ではアイネックスが取り扱う

 先週、厚み21ミリの超薄型のCPUクーラー「AK-CC7129EP01」が複数のショップに入荷した。価格は1800円弱。mini-ITX対応ケースの盛り上がりと連動して最近は全高の低いCPUクーラーのラインアップが増えているが、一般向けでここまでスリムなモデルは初めて。厚み30ミリ以下なら超薄型といわれるなかで、AK-CC7129EP01は一際注目を集めている。

 AK-CC7129EP01は直径8センチのファンの回りをアルミ製フィンで囲う形状で、サイズと重量は85.2(幅)×87.2(奥行き)×21(高さ)ミリ/約154グラムだ。ファンはPWM対応で回転数は600〜3000rpm。対応ソケットはLGA 1150/1155/1156/775で、Core i5/i3やCore 2 Duoが載せられるという。TDPの明記はない。

 入荷したあるショップは「ここまで薄いと冷却性も相当低くなるので、TDP 45ワットのCPUでも使い方によっては危ないかもという感じです。小型マシンはケース内の熱処理もシビアなので、どのCPUでどの程度の処理をして、熱をどう逃がすのかといったところまでイメージできないと怖いところはありますね。ただ、選択肢を広げたという意味で意義はあると思います」と語る。

 使う場所がシビアな超薄型CPUクーラーは「分かっている人が買う」という玄人肌のジャンルといえるが、その中でも売れ筋になっているモデルはある。複数のショップが挙げるのは、サーモラボの「ITX30」だ。8センチファンを搭載した全高30ミリのクーラーで、熱伝導性に優れた2本の銅製ヒートパイプとフィンを採用している。対応ソケットはLGA 1150/1155/1156で、価格は5000円前後。

 TSUKUMO eX.は「重量は390グラムで、ずっしりと重いです。きちんとエアフローを計算すればTDP 100ワットのCPUにも使えるとのことで、実際の評価も高いですね。薄型クーラーを使いつつ、CPUのパフォーマンスも求めるなら、コレが定番だと思います」と話していた。

AK-CC7129EP01とCore i3のリテールCPUクーラーを並べたところ(写真=左)。中央にあるのがサーモラボ「ITX30」(写真=右)

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