東芝が「dynabook」夏の追加モデルを発表――10.1型/8型タブから13.3型モバイル、変形ノートまで8機種2014年PC/タブレット夏モデル(1/2 ページ)

» 2014年06月16日 12時00分 公開
[ITmedia]

dynabook新モデルの概要

■ラインアップ

■主な特徴

  • dynabookのWindowsタブレットが2サイズ展開に
  • Windowsタブレットに32ビット版の「Windows 8.1 with Bing」採用
  • 15型クラスのdynabookに変形機構を備えたノートPCが登場
  • 14型クラムシェルノートの新機種も追加
  • 13.3型/11.6型ノートは基本スペック底上げ

夏の追加モデルを大量投入

新たに追加された5万円前後(税別)からの10.1型Windowsタブレット「dynabook Tab S50」

 東芝は6月16日、「dynabook」ブランドの2014年PC/タブレット夏モデルとして8機種を発表した。6月20日より順次発売する。

 今回発表したのは、10.1型Windowsタブレット「dynabook Tab S50」、8型Windowsタブレット「dynabook Tab S38」、15.6型コンバーチブルノートPC「dynabook P75」、14型ノートPC「dynabook P54」、13.3型Ultrabook「dynabook KIRA V83」、13.3型スリムノートPC「dynabook KIRA V63」、光学ドライブ内蔵の13.3型ノートPC「dynabook R73」、11.6型エントリーノートPC「dynabook N51」だ。

 同社は5月15日に15.6型スタンダードノートPC「dynabook T75/T55」、液晶一体型デスクトップPC「dynabook REGZA PC D81/D71」および「dynabook D61/D51」を発表、5月19日には7スタイルに変形する13.3型PC「dynabook KIRA L93」も発表しており、今回の新製品はこれらに続く、夏商戦向けの追加モデルとなる。

Windows 8.1 with Bing搭載の10.1型/8型タブレットが登場

 注目のWindowsタブレットは、従来より薄型化と軽量化を果たした8型Windowsタブレット「dynabook Tab S38」に、新シリーズとなる10.1型Windowsタブレット「dynabook Tab S50」を加え、2機種のラインアップとなった。7月上旬以降に順次発売する予定だ。実売価格はそれぞれ3万円台後半から、5万円前後からの見込み(いずれも税別、以下同)。

10.1型Windowsタブレット「dynabook Tab S50」(写真=左)、8型Windowsタブレット「dynabook Tab S38」(写真=右)。ボディのデザインやカラー、主な仕様を共通化している

 いずれもOSは、32ビット版の「Windows 8.1 with Bing」を採用。このOSはMicrosoftが低価格デバイス向けに提供する新しいエディションだ。Internet Explorerの標準検索エンジンがBingに設定されている以外は、既存のWindows 8.1と同じ機能を利用できる。検索エンジンは購入後にユーザーが変更可能だ。オフィススイートはいずれもOffice Home and Business 2013を採用している。

 2機種ともCPUは4コア/4スレッド対応のAtom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz)を採用し、2Gバイトメモリ、1280×800ドット表示のディスプレイ、約500万画素のアウトカメラ、約120万画素のインカメラを搭載する。フラッシュストレージの容量は32Gバイト/64Gバイトから選択可能だ。dynabook Tab S50にはBluetoothキーボードカバーが付属するモデルも用意している。

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0、センサー類は加速度、ジャイロ、デジタルコンパス、GPSを内蔵。microSDカードスロット、Micro USB 2.0、Micro HDMI出力(dynabook Tab S50のみ)、ヘッドフォン/ヘッドセット共用端子、ステレオスピーカー、モノラルマイクも備えている。

 dynabook Tab S50は、本体サイズが横位置の状態で約258.8(幅)×175.0(高さ)×9.0(奥行き)ミリ、重量が本体のみで約555グラム、Bluetoothキーボード装着時で約995グラム。バッテリー駆動時間は約7時間(JEITA 2.0)だ。

 dynabook Tab S38は、本体サイズが縦位置の状態で約132(幅)×210.7(高さ)×9.5(奥行き)ミリ、重量が本体のみで約385グラムだ。先代の「dynabook Tab VT484」から約1.2ミリ薄くなり、約60グラム軽くなった。バッテリー駆動時間はJEITA 2.0で約7.5時間、JEITA 1.0で約10.5時間だ。実売価格は4万円台後半の見込み。

15.6型コンバーチブルと14型ノートの新シリーズも登場

 新シリーズとなる「dynabook P75」は、360度回転ヒンジを採用した15.6型コンバーチブルノートPCだ。液晶ディスプレイを回転させることで、クラムシェルノートPC、タブレット、またはスタンド付きタブレットのようなスタイルで利用できる。発売は7月下旬以降、実売価格は16万円前後の見込み。

 主なスペックは、64ビット版のWindows 8.1 Updateをはじめ、Core i5-4210U(1.7GHz/最大2.7GHz)、8Gバイトメモリ、1TバイトHDD、1920×1080ドット(フルHD)表示の15.6型ワイド液晶、harman/kardonスピーカー、IEEE802.11acの高速無線LAN、4K出力対応のHDMI出力、バックライト付きのフレームレスキーボードなどを搭載する。ボディの厚さは約19ミリ、重さは約2.3キロだ。

 同じく新シリーズの「dynabook P54」は、変形機構のない14型クラムシェルノートPC。発売は6月20日の予定、実売価格は13万円前後の見込みだ。

 主なスペックは、64ビット版のWindows 8.1 Update、Core i3-4025U(1.9GHz)、4Gバイトメモリ、1TバイトHDD、1366×768(HD)表示の14型ワイド液晶、harman/kardonスピーカー、IEEE802.11ac高速無線LAN、4K出力対応のHDMI出力、バックライト付きのフレームレスキーボードなどを備えている。ボディの厚さは約19.3ミリ、重さは約1.9キロだ。

15.6型コンバーチブルノートPC「dynabook P75」(写真=左)。14型クラムシェルノートPC「dynabook P54」(写真=右)

基本スペックを底上げした13.3型/11.6型ノート

13.3型プレミアムノートPCの「dynabook KIRA V83」(dynabook KIRA V63も共通のデザインを採用)

 そのほかのノートPCは、基本スペックを底上げしたマイナーチェンジモデルだ。いずれも6月20日に発売する。

 13.3型プレミアムノートPCの「dynabook KIRA V83」(タッチパネル搭載)および「dynabook KIRA V63」(タッチパネルなし)は、CPUをHaswell Refresh(開発コード名)のCore i5-4210U(1.7GHz/最大2.7GHz)に変更し、最新フォトレタッチソフト「Photoshp Elements 12」を搭載した。実売価格はdynabook KIRA V63が15万円前後からの見込み。

 光学ドライブ内蔵の13.3型モバイルノートPC「dynabook R73」は、液晶ディスプレイの解像度を1366×768ドットから1920×1080ドットに引き上げ、最新クアッドコアCPUのCore i7-4710MQ(2.5GHz/最大3.5GHz)を採用している。実売価格は15万円台半ばからの見込み。

 エントリークラスの11.6型ノートPC「dynabook N51」は、CPUをCeleron N2830(2.16GHz)に強化した。実売価格は8万円台半ばの見込みだ。

光学ドライブ内蔵の13.3型モバイルノートPC「dynabook R73」(写真=左)、エントリークラスの11.6型ノートPC「dynabook N51」(写真=右)

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