グーグルの“タッチ・アンド・トライ”で「Nexus 9」をじっくり触る7.95ミリの薄型アルミボディの感触は? (1/2 ページ)

» 2014年11月12日 19時34分 公開
[長浜和也,ITmedia]

台北のタッチアンドトライは“もう大変”だったらしい

 グーグルは、11月12日に「Nexus 9」と「Nexus 6」、そしてChromebookとAndroid Wearの最新モデルの“タッチ・アンド・トライ”イベントを東京都は六本木にあるレストランで行った。Nexus 9とNexus 6は、10月15日(現地時間)にGoogleが発表した最新のタブレット(またはファブレット)で、11月4日に台湾の台北市で行ったイベント「The Mobile First World」では実機を公開している。

 ここでは、タッチ・アンド・トライで展示していた最新モデルの中から、Nexus 9と、PCメーカーのASUSTeK、Acer、DELLがそれぞれ個人向けに出荷を開始するChromebookを画像を中心に紹介しよう。

NexusシリーズとChromebook、そしてAndroid Wear採用デバイスのタッチ・アンド・トライイベントは六本木のレストランを貸しきって行われた

わずか7.95ミリのボディに驚く「Nexus 9」

 サイズが8.9型で解像度が2048×1536ピクセルのディスプレイを搭載するHTC製タブレット「Nexus 9」は、その高精細と4:3というアスペクト比を採用することで、これまでの“細長い”Nexusシリーズと比べて、短辺方向が広がったやや趣が異なるデザインだ。

 ボディサイズは153.68(幅)×228.25(高さ)×7.95(奥行き)ミリで、やはり幅は広い。Googleでは、「片手で持てる8.9型ディスプレイ搭載タブレットとアピールしているが、身長172センチで体重75キロの成年男子が左手で持っていると、手の平をいっぱいに広げてどうにか短辺方向をつかめるという感じだった。

 重さはWi-Fiモデルで約425グラム、LTEモデルで約436グラムだ。展示していたのはWi-FiモデルでNexus 7(2013)の約290グラムと比べるとだいぶ重くなっているはずだが、実際に持ってみると“重くてたまらない”とは感じなかった(それよりは、片手で持つために手を広げるのに集中していた)。

8.9型で解像度2048×1536ピクセルのアスペクト比4:3ディスプレイを搭載するNexus 9。幅153.68ミリは何とか片手で持てるサイズだ

 ボディはアルミニウム製のフレームを採用している。斜めにカットした側面とディスプレイベゼルの部分はヘアラインをあしらった金属的な質感を残しているのでアルミニウムフレームということを実感できる。一方、背面パネルは、展示していたカラーバリエーションの「インディゴブラック」「ルナーホワイト」のいずれも非光沢となっていて金属的な質感は感じない(カラーバリエーションにはほかに「サンド」を用意している)。

Nexus 9の背面(写真=左)。イベントではカラーバリエーションとして「インディゴブラック」「ルナーホワイト」を展示していた(写真=右)

 本体に搭載するインタフェースは、長辺側面の一方に電源ボタンと音量調整スイッチ、短辺側面の一方にヘッドセット端子、もう一方にMicro USBでとその種類は限られている。Micro SDスロットや映像出力などは持たない。無線接続では、IEEE802.11acまで準拠した無線LAN(2×2 MIMO)とBluetooth 4.1を利用できる。また、NFCモジュールも内蔵する。なお、本体前面にはHTCの独自技術「HTC BoomSound」を導入したデュアルスピーカーを内蔵する。

長辺側面のインタフェース。一方はインタフェースもボタン類も備えていない

短辺側面のインタフェース。こちらもヘッドセット端子とMicro USBと種類が限られる

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー