ユビキタスエンターテイメントは、12月17日に「enchantMOON」のOS最新版「MOONPhase 3.0」を発表した。enchantMOONは、Android 4.0をベースに手書き入力に特化してカスタマイズしたOS「MOONPhase」を導入したデバイスで、1024×768ドット表示の8型液晶ディスプレイを搭載し、静電容量式タッチパネルとアクティブ式デジタイザペンにより、指でのタッチ操作とペン入力の両方に対応する。
enchantMOONのOSがMOONPhase 3.0に更新した
MOONPhaseは、ホーム画面やアプリのアイコンといった概念がなく、スクリーンに書いた文字でそのままWeb検索を行ったり、カメラなどの機能を呼び出せるほか、手書きしたページにハイパーリンクを設置して情報を整理できる。
MOONPhase 3.0では、以下の機能を追加した。
- enchantコマンドのカスタマイズ:ペンで文字を書いて呼び出すenchantコマンドを自分で定義して、任意のシールを呼び出す。
- Uploadボタン: シールをワンアクションでアップロードしてほかの端末と共有する。アップロード後に表示するQRコードを読み取るとプログラムを含んだシールを転送できる。
- Backコマンド:指で丸く囲んでから「Back」と書くと、ハイパージャンプ元に戻る。
- QRコードの認識・出力:指で丸く囲んでから「QR」と書くとカメラが起動し、QRコードを認識する。
- シールの拡大・縮小・回転:シールを選択中に2本指の操作で拡大と縮小、回転の操作が可能に。
- テレパシー機能:ほかの端末との通信を可能にするテレパシー送信/受信ブロックを追加した。この機能を利用して複数のenchantMOONやスマートフォンを連携させたプログラムの開発が可能になる。
- Gyazoに送信ブロック:ページイメージ、または、カメラ画像を画像共有サービス「Gyazo」へ送信可能に。
- カメラ撮影ブロック:MOONBlockにカメラ撮影機能を追加。
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