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» 2014年12月22日 18時45分 UPDATE

10.1型「ヨガタブ2」徹底検証(前編):“銀のAndroid”と“黒のWindows”――どちらも選べる「YOGA Tablet 2-10」を使い比べてみた (1/4)

同じボディデザインで複数のOSを用意しているようなタブレットは数少ないが、「YOGA Tablet 2-10」ならばAndroidもWindowsも選択できる。さて、どちらを選ぶ?

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・内蔵スタンドで4モードに変化
・明るく広視野角の高精細液晶
・Windows版はBTキーボード付属
ココが「×」
・ストレージ容量が少なめ
・本体装備の端子類が少なめ
・Windows版は少々割高

独自の進化を続ける「YOGA Tablet」シリーズに注目

 タブレットと言えば、薄い板を思い浮かべるだろうが、レノボ・ジャパンの「YOGA Tablet」シリーズは一味も二味も違う。片側が丸く膨らんだシリンダーフォルムと自立するスタンド機構を内蔵し、さまざまなスタイルで利用できるという実に個性的なタブレットなのだ。

 2013年11月に発売された初代のAndroidタブレットは独自のスタイルがなかなかの高評価を得ており、2014年10月に発表された2世代目の「YOGA Tablet 2」シリーズでは、その特徴を継承しながらも、ボディの設計を一新し、製品ラインアップを大幅に拡充してきた。画面サイズは3種類(8型、10.1型、13.3型)から、OSは2種類(Android、Windows ※13.3型はAndroidのみ)から選択できる。

 今回は10.1型モデル「YOGA Tablet 2-10」から、Android 4.4搭載の「YOGA Tablet 2-1050F」と32ビット版Windows 8.1 with Bing搭載の「YOGA Tablet 2-1051F」を入手した。いずれもIntelアーキテクチャを採用したほぼ同じハードウェア構成で、OSが異なるモデルだ。早速、2台まとめて使い比べてみよう。

tm_1412_yoga_2_1_01.jpg 左がAndroid 4.4搭載の「YOGA Tablet 2-1050F」、右が32ビット版Windows 8.1 with Bing搭載の「YOGA Tablet 2-1051F」。シリンダーフォルムと開閉式のスタンドにより、さまざまなスタイルで利用できるのが面白い。実売価格は、Androidモデルが3万台前半、Bluetoothキーボードカバーが付属するWindowsモデルが4万円台後半だ(いずれも税込)

本体サイズは同じだが、搭載OS別にカラーが異なるYOGA Tablet 2

 まずは外観から。初代モデルから内部構造を一新し、ボディもリニューアルしているが、一目でYOGA Tabletだと分かるフォルムは健在だ。開閉式のスタンド機構が備わったシリンダー形状のバッテリー部がコアとなるデザインを継承している。

 ボディカラーは、Androidモデルが「プラチナ」(シルバー)、Windowsモデルが「エボニー」(ブラック)を採用しており、それぞれのモデルにカラーバリエーションは用意していない。Androidモデルのブラックが欲しい(またはその逆)といった要望もあるだろうが、ボディの形状は同じでも、色で搭載OSが一目で判別できる利点はある。

 Androidモデルのプラチナは先代モデルとカラー名こそ異なるが、ほぼ同じ色であり、華やかでエレガントなイメージをそのまま受け継いでいる。一方、Windowsモデルのエボニーはガラッとイメージが異なり、同社のThinkシリーズを思わせるブラックで統一されていることから、シャープで精悍(せいかん)な印象を受ける。

tm_1412_yoga_2_1_02.jpgtm_1412_yoga_2_1_03.jpg YOGA Tablet 2の10.1型はOS別に2モデルを用意。Androidはプラチナ(写真=左)、Windowsはエボニー(写真=右)と、ボディカラーを分けているが、本体サイズはまったく同じだ。ボディは先代からリニューアルしたものの、チルトスタンドを内蔵したシリンダー部をコアとするデザインは受け継いでいる
tm_1412_yoga_2_1_04.jpgtm_1412_yoga_2_1_05.jpg YOGA Tablet 2の背面。背面全体がAndroidはプラチナ(写真=左)、Windowsはエボニー(写真=右)のカラーだ。背面は凹凸のある微細なパターンで仕上げられている。光の反射を和らげ、エレガントな見た目で、またベトつかずしっとりとした手触りも好印象だ。シリンダー部には800万画素のメインカメラを内蔵している

 両者のボディサイズはまったく同じで、いずれも約255(幅)×183(高さ)×3〜7.2(奥行き)ミリだ。バッテリーとスタンド機構をシリンダー側に配置しているため、液晶ディスプレイ部は薄く仕上がっており、スタイリッシュに見える。

 重量はWindowsモデルのほうが10グラムほど重く、Androidモデルが約619グラム、Windowsモデルが約629グラムだ。WindowsモデルにはAndroidモデルにはないMicro HDMI出力端子があり、その差だろう。実測値ではAndroidモデルが639グラム、Windowsモデルが632グラムと公称値より若干重かった。

 先代モデルも含めた大きさ、重さの比較は下表にまとめたが、少しシリンダーの径が小さくなり、そのぶん薄くなっている。また、バッテリー駆動時間の公称値はAndroidモデルが約18時間、Windowsモデルが約15時間と差がある(バッテリー容量はいずれも約35ワットアワー)。

10.1型YOGA Tablet 2の新旧比較
ジャンル 2世代Windowsモデル 2世代Androidモデル 初代高解像度モデル 初代モデル
製品名 YOGA Tablet 2 10 with Windows (YOGA Tablet 2-1051F) YOGA Tablet 2 10 (YOGA Tablet 2-1050F) YOGA Tablet 10 HD+ (59411055) YOGA Tablet 10 (59387979)
OS 32ビット版 Windows 8.1 with Bing Android 4.4 Android 4.3 Android 4.2
SoC Intel Atom Z3745 Intel Atom Z3745 Qualcomm Snapdragon APQ8028 MediaTek MT8125
コア数/スレッド数 4コア/4スレッド 4コア/4スレッド 4コア/4スレッド 4コア/4スレッド
メモリ 2Gバイト(LPDDR2) 2Gバイト(LPDDR2) 2Gバイト(LPDDR2) 1Gバイト(LPDDR2)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11b/g/n IEEE802.11b/g/n
画面 1920×1200ピクセル 1920×1200ピクセル 1920×1200ピクセル 1280×800ピクセル
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 255×183×3〜7.2ミリ 255×183×3〜7.2ミリ 261×180×3〜9.1ミリ 261×180×3〜8.1ミリ
重量 約629グラム 約619グラム 約626グラム 約605グラム
バッテリー駆動時間 約15時間 約18時間 約20時間 約18時間


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