4K対応IGZO液晶とGTX 970Mを搭載した快速ゲーミングノート――「NEXTGEAR-NOTE i5701PA2」を試すこんなノートが欲しかった(2/2 ページ)

» 2015年01月14日 12時49分 公開
[ITmedia]
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PCゲームをサクサク遊べる高いパフォーマンス

 それではベンチマークテストで性能をチェックしていこう。評価機のスペックを再掲すると、CPUがCore i7-4710HQ(2.5GHz/最大3.5GHz)、GPUがGeForce GTX 970M(3Gバイト)、メモリ容量が32Gバイト、ストレージが512GバイトSSD+2TバイトHDDという構成だ。なお、ここでは同じ15.6型サイズのゲーミングノートPCながら10万円以下(税別)の価格を実現した「NEXTGEAR-NOTE i610」を比較対象としている。同機はグラフィックスにGeForce GTX 860Mを採用したコスパモデルだ。

 まずCINEBENCHでは、CINEBENCH R15で642(cb)、CINEBENCH R11.5で7.02(pt)という結果となった。4コア8スレッド動作に対応し、最大3.5GHzで駆動するCore i7によって高負荷な作業にも耐えられる性能を持つことが分かる。また、現在期間限定で上位のCore i7-4720HQ(2.6GHz/最大3.6HGz)に無償アップグレードできるキャンペーンを展開しているのも見逃せない。

 PCMark 8の結果も、CreativeのスコアでNEXTGEAR-NOTE i610よりも120%以上高い結果を残している。大容量メモリや高速なストレージの恩恵は、高解像度写真や動画編集などに威力を発揮するはずだ。

CINEBENCH R15(画面=左)とCINEBENCH R11.5(画面=右)の結果

PCMark 8の結果

 一方、3DMarkのスコアでも、モバイル向けハイエンドGPUのGeForce GTX 970Mを搭載する本機は、GTX 860Mを搭載するNEXTGEAR-NOTE i610を大幅に上回るスコアをマークし、格の違いを見せつけた。FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編を試したところ、高解像度設定(1920×1080ピクセル)の最高品質設定でも1万の大台に迫るスコアを記録しており、最新ゲームタイトルを高品質で快適に楽しめる性能を持っている。

3DMarkの結果

FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編の結果

 以上、G-Tuneにラインアップされている15.6型ゲーミングノートPCから、ハイエンドモデルの「NEXTGEAR-NOTE i5701PA2」を見てきた。昨今注目度が高まっている4Kパネルを採用するうえに、高性能なパーツをふんだんに盛り込み、デスクトップPCとも肩を並べるパフォーマンスを発揮できる本機は、PCゲームはもちろんのこと、幅広い用途で快適さを約束してくれるはずだ。

 価格はWindows 8.1搭載モデルで26万9800円(税別)とけして安くはないものの、それでもかつてのフラッグシップゲーミングノートPCに比べればかなり手ごろになったと感じる。デスクトップPCをリプレースするメインマシンとしてノートPCの購入を考えている人は是非本機をチェックし、前述したCPUの無償アップグレード期間を逃さないようにしたい。

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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マウスコンピューター/G-Tune
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