次は、IOMeterの結果を見よう。テストサイズは25Gバイト、アクセスパターンはそれぞれ1分ずつ、20秒のインターバルで1分間ずつ実行した。
まず、シーケンシャルリード/ライトはブロックサイズを変えてテストした。リードではMX200/MX100はピークでも430〜440Mバイト/秒と、CrystalDiskMarkやAS SSD benchmarkの結果からすると意外な結果だ。テスト条件が合わないのだろうか、BX100と比べても明らかに低いスコアしか出なかった。
シーケンシャルライトについては、CrystalDiskMarkやAS SSD benchmarkのスコアと矛盾しない妥当なスコアが出ている。MX200/MX100は64Kバイトに小さな山があり2Mバイトでほぼピークの470Mバイト/秒に達している。BX100は1Mバイトで450Mバイト/秒に達したあとは頭打ちとなっている。
ランダムアクセス性能のテストは、QD1、QD2、QD32とキューの深さを変え、リード/ライトそれぞれ100%、リード/ライト50%ずつ混在パターンをテストした。QD1では、BX100が少し見劣る程度で、3者ともあまり変わらない結果だ。MX200とMX100は、ライト100%時に少しMX200がよい程度で、ほかはほとんど同じスコアだ。
QD2になるとMX200/MX100とBX100の差が少し開き、QD32ではさらに開く。特にライト100%での差が顕著になる。BX100は、QD1に最適化したチューニングになっていると思われるが、コンシューマーシステムにおいては、ほとんどのアクセスがQD1〜2で処理されると言われており、コンシューマー向けのバリューモデルとしては正しい方向性だろう。MX200とMX100の差はキューが深くなってもほとんどない。
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