ベンチマークテストで性能をチェックしよう。評価機の構成を再掲すると、CPUはCore i7-4790、メモリは16Gバイト(4Gバイト×2)、グラフィックスカードはGeForce GTX 960(2Gバイト)、データストレージは2TバイトHDD、電源が500ワット(80PLUS Silver)、OSが64ビット版Windows 8.1 Updateという内容になる。
CINEBENCHのレンダリングテストのCPUスコアはCPUのマルチスレッド性能を反映し、クリエイティブ系アプリケーションの快適度の目安になる。さすがに第4世代Coreプロセッサーの“ナンバー2”であるCore i7-4790を搭載しているだけに優秀で、このスコアは最新Ultrabookの最速クラスの約3倍に相当する。
ストレージには3.5インチHDDを搭載している。CrystalDiskMarkのスコアを見ると、シーケンシャルリード/ライトはともに200Mバイト/秒を超えており、HDDとしては非常に優秀だが、それでも一般的なSerial ATA 6Gbps接続のSSDの半分以下である。ランダム4Kリード/ライトのスコアはさらに見劣る。
PCMark7、PCMark8のスコアは、ストレージ性能も大きく影響するため、総合スコアではそれほど目立たないが、それでもPCMark 8のビデオチャット(Video Chat encoding v2)やカジュアルゲーム(Casual Gaming)などでは優秀なスコアをマークした。
GeForce GTX 960を搭載しているため3D描画性能も優秀で、3DMarkのFireStrikeでは6498、FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編でもフルHDの最高画質で9756と高いスコアをマークしている。バトルフィールド4でも、高画質設定では平均81.8FPSと快適にプレイできるスコアが出ている。
なお、動作音はアイドル時でもそこそこ存在感のある音がする。高負荷時、特にCPUに高負荷がかかる処理になるとさらに大きくなるが、爆音とまではいかないレベルだ。ベンチマークテストの結果から見える高い性能を持ったタワー型マシンとしては標準的な水準だろう。
騒音(前面から15センチ、暗騒音32dB、室温19度) | |
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アイドル | 41dB |
低負荷/Web Youtube再生 | 41dB |
3DMark/Graphics Test | 43dB |
3DMark/Physics Test | 47dB |
MDV-GZ7550Xの仕様や性能検証の結果を見てきたが、ハイエンドマシンらしく、コストをかけるべきところにはしっかりコストをかけた内容で、ベンチマークテストの結果にもそれは表れている。
オフィス、マルチメディア、クリエイティブ、そしてゲームなど、幅広い用途に対応できる性能を備えており、ハイエンド志向のユーザーのニーズにしっかり応えることができる製品といえる。
Core i7-4790、GeForce GTX 960(2Gバイト)に加えて、メモリ16Gバイトを搭載するハイスペックな構成だが、現在は期間限定でメモリ無償アップグレードと値引きのキャンペーンが実施されており、標準構成の価格は、13万2624円(送料手数料、税込)とリーズナブルだ。この標準構成のままでも高性能だが、BTOでSSDを追加すれば、より弱点がない内容となるだろう。120GバイトSSDなら最低7900円(税別)から、240GバイトSSDでも最低1万3900円(税別)の差額で追加できる。
マウスコンピューターのWebページではリアルタイムでこのような見積もりができるので、興味があれば訪れて、構成を試してみてはいかがだろうか。
なお、同社では現在「大決算セール」と銘打ったセールを行なっており、前述したメモリの無償アップグレートや値引きのほかにも、さまざま買い得なキャンペーンを実施している。本製品では少し予算オーバーという方も、チェックしてみるとより適した買い得モデルが見つかるかもしれない。
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