“物理ボタン”TrackPointを備えた王道コンパクトモバイル──「ThinkPad X250」注目ノートPC詳細レビュー(1/4 ページ)

» 2015年03月17日 11時12分 公開
ココが「○」
・ミリタリーグレードの堅牢性を備えたコンパクトボディ
・1920×1080ピクセルIPSディスプレイ
・打ちやすいキーボードと使いやすいTrackPoint
ココが「×」
・実売価格がお高い
・画面サイズに比してやや重い
・サウンド機能がいまひとつ

王道モバイルシリーズの最新モデルがTrackPoint物理ボタンを搭載して登場

 レノボ・ジャパンの「ThinkPad X250」は、ビジネス向けモバイルの王道、ThinkPad X200シリーズから登場した最新モデルだ。12.5型ワイドサイズのIPS液晶ディスプレイを搭載したコンパクトモバイルPCで、従来モデル「ThinkPad X240」の後継となる。堅牢性の高いコンパクトボディを継承しつつ、基本システムに第5世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用した。そして、CPU以上に注目したいのがポインティングデバイスに物理ボタンを備えたTrackPointを搭載したことだろう。

 直販モデルに関しては、ThinkPad X1 Carbon(2015)とともに山形県米沢市にあるNECパーソナルコンピューター米沢工場で生産する「米沢生産モデル」を用意する。国内生産だから実現できる短納期と徹底した品質管理による安心感もユーザーにとってメリットになる。

 ここでは店頭販売向けの最上位モデル(20CMA000JP)相当の評価機で、処理能力や使い勝手を検証してみたい。

ThinkPad X250は、12.5型ワイドサイズのディスプレイを搭載したモバイルPCだ。液晶駆動方式はIPS。ボディデザインなどは従来モデルのThinkPad X240とほぼ同じだが、ポインティングデバイスのTrackPointには物理ボタンが復活した

ミリタリーグレードの堅牢性を備えたコンパクトボディ

 TrackPointに物理ボタンを搭載したことを除けば、ボディの外観はThinkPad X240とほぼ共通だ。本体サイズと重量は、タッチパネル搭載モデルが約305.5(幅)×208.8(奥行き)×21.5(高さ)ミリで約1.49キログラム、タッチパネル非搭載モデルが約305.5(幅)×208.5(奥行き)×19.9〜20.3(高さ)ミリで約1.45キログラム(いずれも標準構成時)となる。このサイズは先代のThinkPad X240とまったく同じで、重量は約20グラムだけ重い。

 少しグレーの入ったブラックのボディは、スリムでフラットなフォルムで扱いやすく、バッグの中での収まりもいい。ボディの表面は、サラッとした手触りでベトつかず指紋も付きにくい。

 Eシリーズを除くすべてのThinkPadでは、工場出荷時のボディ強度試験で、米国防総省が規定した米軍の物資調達基準「MIL Standard」に記載するテストをパスしている。具体的には「MIL-STD-810G」仕様書における、湿度、低温、高温、粉塵、振動、メカニカル衝撃、高度、極端な温度の8項目に加えて、2015年2月発表のモデルからは太陽放射と細菌に対する項目を加えた合計10項目のテストを行なっている。

 ボディの剛性は非常に高く、固さといい密度感といい、石のような印象も受ける。電車や車などで受ける振動、あるいは、移動における人や器物などとのちょっとした接触による衝撃に過剰に気を使うことなく使える堅牢性を有することは実際に製品を手にすると伝わってくる。

ボディカラーは先代のThinkPad X240同様、少しグレーに近いブラックだ。表面は少しツヤがあり、サラっとした手触りで指紋も付きにくい

シンプルな底面。ネジを外してカバーを外せばメモリソケットやストレージベイにアクセスできる。ただ、カバーはツメでも固定しているので、作業が簡単とは言いがたい


       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  8. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  9. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
  10. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年