本製品の最大の特徴といえる約779グラムの重さだが、これは「13.3型ディスプレイ搭載ノートPCとして最軽量」を訴求するだけあって、とにかく軽い。実物を持ってみると、あまりの軽さに「本当に中身が入っているのか?」と“いつも”思ってしまうほどだ。
購入時の比較対象となるであろう主なノートPCと比べてみたが、やはり群を抜いて軽い。10.1型ディスプレイを搭載する2in1 PCの「Let's note RZ4」とほぼ同じ重量しかない。
主なノートPCとの重量比較 | |||||
---|---|---|---|---|---|
メーカー | 機種名 | タイプ | 液晶サイズ | 解像度 | 重量 |
NEC | LaVie Hybrid ZERO HZ550/AAB | クラムシェル | 13.3型 | 2560×1440ピクセル | 779グラム |
NEC | LaVie Hybrid ZERO HZ750/AAB | 2in1 | 13.3型 | 2560×1440ピクセル | 926グラム |
東芝 | dynabook KIRA V73/V63 | クラムシェル | 13.3型 | 1920×1080ピクセル | 1100グラム |
Lenovo | YOGA 3 Pro | 2in1 | 13.3型 | 3200×1800ピクセル | 1190グラム |
ASUS | ZENBOOK UX305FA | クラムシェル | 13.3型 | 1920×1080ピクセル | 1200グラム |
アップル | MacBook Air | クラムシェル | 13.3型 | 1440×900ピクセル | 1350グラム |
パナソニック | Let's note RZ4 | 2in1 | 10.1型 | 1920×1200ピクセル | 745グラム |
上位モデルの「HZ750/AAB」は、360度開くタイプの2in1 PCだったが、本製品はクラムシェルで固定のタイプで、ディスプレイは最大開いて180度をやや超えるぐらいだ。本製品の購入を検討するユーザーは、「タブレットとして使えることよりも軽さ優先」であるだけに、キーボードの使い勝手は重視する場合が多い。実際にキーボードをタイプしてみると、最下段のキーを中心にやや幅狭なキーがあるものの、キーを押してもがたつくところはない。
ディスプレイは2560×1440ピクセルの13.3型ワイドサイズだ。高解像度なので、大きなワークシートを開いたり、ウィンドウを何個も開いて本格的な作業でも十分使える。タッチパネルではないが、その分、ノングレア(非光沢)処理を施している。ノングレアパネルは外光の映り込みが少なく、目の負担が小さいので、長時間画面と向き合うことの多いビジネスユーザーにとってはむしろメリットといえそうだ。
なお、本体搭載のインタフェースが2基のUSB 3.0と少なく感じるかもしれないが、携帯利用がメインの場合、持ち運ぶ接続周辺機器も限られるため、評価作業中も大きな不満もなく使えていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.