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» 2015年05月15日 20時30分 UPDATE

3つのデバイスを1台に集約:LTE SIMフリー×Core Mで攻めるWindowsタブレット――「Venue 11 Pro 7000」徹底検証 (1/4)

Core M搭載のファンレスボディ、しかもLTE SIMロックフリーに対応。「実はこんなWindowsタブレットが欲しかった」という人も少なくないのでは?

[フォレスト・ヒーロー,ITmedia]
ココが「○」
・Core M搭載のファンレスボディ
・4G LTEのSIMロックフリーに対応
・充実の装備と豊富なアクセサリ
ココが「×」
・10型級タブレットではやや大柄
・高負荷時に背面がやや熱くなる

パワフルなWindowsタブレット、しかもLTE SIMロックフリー対応

 「いつでもどこでもパワフルに使えるタブレットが欲しい」――そんなユーザーに注目なのが、デルの10.8型Windowsタブレット「Venue 11 Pro 7000(7140)」だ。プロセッサにタブレットとしては高性能なIntelのCore Mを採用し、4G LTE対応のSIMロックフリーモデルを選択できるという国内市場では希少な製品となっている。

tm_1504_venue11_00.jpg Core M採用の10.8型Windowsタブレット「Venue 11 Pro 7000(7140)」

 今回試用したのはそのSIMロックフリーモデルで、2コア/4スレッド対応のCore M-5Y10(800MHz/最大2.0GHz、4Mバイト3次キャッシュ)、4GバイトLPDDR3メモリ、128GバイトSSDを搭載する。現在販売中のモデルはCPUがCore M-5Y10cに変更されており、デルの直販価格は9万3980円(税別/配送料込)だ。

 Core M-5Y10cはCore M-5Y10に比べて、内蔵グラフィックスのベースクロックを300MHzに高速化している(Core M-5Y10は100MHz)が、それ以外の基本スペックは変わらないので、ほぼ同程度の性能とみていいだろう。そのほか、Core M-5Y71(1.2GHz/最大2.9GHz、4Mバイト3次キャッシュ)や64GバイトSSDを搭載したモデルもある。

 デルの直販サイトでは、個人/法人向けページのどちらからでも購入できるが、Venue 11 Proの新旧モデルが混在して販売されている。今回レビューする新型(7140)は「新しいVenue 11 Pro 7000」シリーズという表記なので、間違わないように注意が必要だ。

先代機からアーキテクチャ変更で薄型軽量ボディに

 Venue 11 Pro 7000(7140)の本体は、エッジに丸みを持たせたタブレットとしてオーソドックスなフォルムだ。ボディカラーはブラックのみで、カラーバリエーションはない。側面から背面を縁取るようにメタリック調で仕上げており、背面の中央部はラバー調の塗装でグリップ力を高めている。全体的な高級感はなかなかのものだ。

tm_1504_venue11_01.jpg ボディの側面から背面を縁取るようにメタリック調で仕上げており、背面の中央部はラバー調の塗装でしっとりした手触り。中央にDellのロゴが配置されている

 本体サイズは約279.8(幅)×176.4(高さ)×10.75(奥行き)ミリ、重量は約757.3グラム。TDP(熱設計電力)が4.5ワットと低いCore Mプロセッサを採用したことで、パフォーマンスと省電力を両立させつつ、ファンレス設計で騒音が出ないボディも実現しているのが見逃せない。

 先代機のVenue 11 Pro 7000(7130)は、TDPが11.5ワット(SDPが6ワット)の第4世代Core i3/i5 Yプロセッサ(開発コード名:Haswell)を採用したモデルで冷却ファンを内蔵していたため、これと比較して、厚さは約30%(約5ミリ)薄く、重量は約76グラム軽くなっている。さらに実測での重量は735グラムと、公称値より20グラム以上軽かった。

 10型クラスのタブレットではまだ大型の部類に入ってしまうものの、Windowsタブレットで採用例が多いAtomプロセッサ(SDPが2〜2.2ワット程度)より高性能で消費電力(発熱)も高いCore Mプロセッサを採用している点、10.1型ではなく10.8型とわずかに大型の液晶ディスプレイを採用している点、そしてLTEモジュールの内蔵による重量増を考慮すれば、十分満足できる重さだろう。

tm_1504_venue11_02.jpg 厚さは10.75ミリ、重さは約757.3グラム。先代機から薄型化と軽量化を進めたものの、10型クラスのタブレットとしてはやや大柄のボディだ。ただ、Core Mプロセッサ搭載機であることを考慮すれば、納得できるサイズではある
tm_1504_venue11_03.jpg 本体は実測で735グラムと、公称値より軽かった

 公称のバッテリー駆動時間は最大8.3時間だ。保守サービスでのメンテナンス性に配慮して、背面のカバーは工具いらずで取り外すことができ、カバーを開けると、38ワットアワーのリチウムイオンバッテリーが現れる(バッテリー自体はネジ止めされている)。ただし、ユーザーによるバッテリーの交換はサポートされていない。

tm_1504_venue11_04.jpg 背面のカバーは工具いらずで取り外せる。カバーを開けると、バッテリーのほか、SSD、無線LAN、4G LTEの各モジュールが露出する。ただし、交換用のバッテリーは一般販売されていない

 本体の充電は側面のMicro USB端子から行う。付属のACアダプタは23.4ワット出力で、実測でのサイズが72(幅)×22(奥行き)×55(高さ)ミリ、重量が本体のみで150グラム、電源ケーブル込みの総重量で192グラムだった。ACアダプタ自体は小型軽量だが、電源ケーブルが3ピンでかさばるのは惜しい(そのぶん、ケーブルの耐久性は高いが)。

tm_1504_venue11_05.jpg タブレット本体の充電は側面のMicro USB端子から行う。付属のACアダプタは小型軽量だが、3ピンの電源ケーブルが太くかさばりがちだ
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