8月5日21時に発売となった“Skylake”こと第6世代Coreプロセッサーは、品薄が懸念されながらも初期入荷は一定量あり、アキバ全体で好調に売れている。価格は上位の「Core i7-6700K」が5万円弱から5万2000円弱、下位の「Core i5-6600K」が3万5000円前後となる。対応ソケットは従来と互換性のないLGA 1151だ。
Skylakeに対応するZ170マザーも各社から一斉に登場しており、価格は1万6000円弱から4万2000円超と幅広い。初回はATXサイズとmicro ATXサイズばかりだったが、近日中にmini-ITXタイプの入荷を予定しているショップもある。
週末時点ではASUSTeK「Z170-A」(2万5000円弱)とASRockの「Z170 Extreme4」(2万3000円弱)を売れ筋に挙げるショップが多かった。あるベテラン店員氏は「今回はギガバイトが初回の弾数が少なくて意外でしたね。ASUSTeKも少ないですが、売れ筋系統を最初にそろえてきたあたりさすがです。ASRockは総合的に堅調で、MSIはこれからの伸びに期待ですね」と状況を読む。
新世代プラットフォームの好調な滑り出しにより、周辺パーツの売れ方にも変化が現れている。端的なのはDDR4メモリだ。パソコンSHOPアークは「X99マザーでしか使えなかったこれまでとは段違いの売れ方ですね。数カ月前から順調に価格が下がっていることもあって『あれ、こんなに安いの?』と選ばれる方も多いですよ。それでもストックはCPUと違って十分あるので、型番指定でなければ品薄の心配は不要です」という。Z170向けをうたうメモリキットも登場しており、今後もこの勢いは続きそうだ。
そのほか、M.2 SSDの売れ行き増も期待されているが、そちらはまだ目立った動きはないようだ。Windows 10への乗り換え需要についても「加速するかなと思ったんですが、今のところはそうでもないです。なかなか先が読めないところがあります」(某ショップ)という。10については次のページで詳しくみていこう。
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