DSP版Windows 10は深夜販売時に勢いよく売れ、上位の64ビット版Windows 10 Proは一時期売り切れとなるショップもみられた。しかし、それ以降は潤沢に供給されているという。TSUKUMO eX.は「今回は無償アップグレードがありますから、初回から10のパッケージを求める層がそこまで多くなかったということでしょう。まあ、じっくり推移を見ていこうと思います」と冷静に分析していた。
もう1つの向かい風要因として、パッケージ版Windows 10の発表もある。「10 HomeのほうはDSP版より安いですし、10 Proのほうもやや高いという程度で64ビットと32ビットが選べます。ならばそちらを……となる人はやっぱりいますよね」(某ショップ)といった声はいくつか聞いた。
それでも、10が新たなマシンを組むときの第一選択ではあり続けるという街の見方は変わらない。パソコンハウス東映は「10登場後も7や8.1の売れ行きはそのままで、駆け込み需要みたいなものは起こっていません」という。
TSUKUMO eX.も「新OSで正常に動作しないソフトはまだありますが、時間が解決すると思います。DSP版かパッケージ版かダウンロード版かは分かりませんが、10が主流になるのは時間の問題といえるでしょうね」と話していた。
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