新世代プラットフォームのゲーミングマザー「MSI Z170A GAMING M7」の新機能を試す機能も値段も重要というゲーマーに(2/3 ページ)

» 2015年08月21日 18時17分 公開
[石川ひさよしITmedia]

コントローラもコンデンサも回路も重視したオーディオ設計

 バックパネルには、ゲーミングマザーボード向けとして、PS/2キーボードやマウスを接続する「ゲーミングポート」、Killer E2400チップを採用した1000BASE-T LAN、金メッキを施したオーディオジャックを搭載する。最新世代のインタフェースとして、USB 3.1(Type-CとType-A)を備えている。映像出力インタフェースの構成は、DisplayPort、および、2基のHDMIとなっている。

 なお、縦に配置したUSBは、「BIOS Flashback+」用だ。ここにBIOSファイルの入ったUSBメモリを差せば、CPUとシステムメモリがない状態でもATX電源を接続して基板に用意したFlashbackボタンを操作することで、BIOSの更新が可能になる。そのほかにも、CPUやメモリを搭載した状態でUSBメモリからのBIOS更新や、Windows上からのBIOS更新も可能だ。

シールドが付いたバックパネル。USB 3.1 Type-A/Type-Cを追加したほか、縦に設置したのBIOS Flashback用USBにも注目だ

 Killer E2400では、ネットワーク帯域の管理機能が利用できる。例えば、ゲーム中にSkypeチャットを行うような場合でもゲーム側に広い帯域を割り当てるといった、アプリケーション単位で制御が可能になる。

Killer E2400 GbEチップはEMIシールド付き。オーディオ用独立回路の外に配置している

 オーディオ機能は「Audio Boost 3」を導入する。コーデックチップはSNR 115dBのRealtek「ALC1150」を採用している。そのほかにもコーデックチップへのEMIシールドやマザーボード側回路と切り離した「独立オーディオPCB」、左右独立のヘッドホンアンプチップ、日本ケミコン製のオーディオ向けコンデンサ、そして、ソフトウェアではNahimic Sound Technologyを採用し、音質を追求している。

Realtek ALC1150オーディオチップもEMIシールド付き。上下に日本ケミコン製オーディオ用コンデンサと、右下には左右独立ヘッドホン用アンプチップがある

Nahimicのオーディオソフトウェアもバンドルしている

 USB 3.1コントローラは、ASMedia ASM1142を使っている。PCI Express Gen2 x2接続で、「USB 3.1 Gen2」の10Gbps転送をサポートする。また、USB 3.0側には、長いケーブルを用いた場合でも信号精度を向上するため、USBリドライバチップを搭載するほか、静電気保護回路や急速充電機能「USB 3.0 スーパーチャージャー」も用意している。

バックパネルにあるUSB 3.1 Type A(上)とType-C(下)

USB 3.1のコントローラにはASMedia ASM1142を採用する

USB 3.0はバックパネルに2基と少な目だが、内部(フロント側)にピンヘッダを2基(4ポート分)を用意している

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー