本体は直線基調のデザインで、エッジ部分がわずかに丸みを帯びている。ボディカラーは、同社タブレットシリーズで定評のあるサテンゴールドを採用し、全体的に高級感が漂う。タブレット背面とキーボードドック底面には、滑りにくく、指紋もつきにくいラバーペイントを施した。
実際に片手で持ってみると、軽さと優れたホールド性に驚く。軽量化のため、シャーシは高度な製造技術を必要とするカーボンとプラスチック樹脂の一体成型構造を採用。しかし、カーボン特有の織り込み模様をあえて外装で表現しないのは”大人の余裕”といったところだろう。
約6.9ミリという薄さを追求したにも関わらず、microSDカードスロット、Micro HDMI、Micro USB×2、マイク・ヘッドフォン端子、さらに近接無線転送技術「TransferJet」など豊富なインタフェースを備える。前面に約200万画素、背面に約800万画素のカメラを備え、ホワイトボードの書き込みやドキュメントを写真で取り込む際に威力を発揮する。
クラムシェルスタイルでの利用時は、画面の傾斜角度が固定(実測約125度)となる。付属の専用キーボードは、スリット(実測4ミリの深さ)があり、中央部の接続用端子を配置。強力なマグネットでタブレットとキーボードを連結するスタイルだ。
キーボード面の4隅にもマグネットを配置しているので、普段からタブレットとキーボードドックを貼り合わせて持ち運びができる。ただし、磁力はあまり強力ではないので、移動時などに本体とキーボードが分離しないよう心掛けが必要な点が気になった。
実測による重量は、タブレット本体が555グラム、キーボードドックが415グラム、合計970グラムだった(評価機)。付属のUSB ACアダプターは、実測サイズが43(幅)×43(奥行き)×28(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量は82グラムとなる。5.2ボルト/2A出力仕様の中では、若干大きい部類となる。コンセント周りのスペースには常に余裕が必要だろう。
(注・製品版は、タブレット本体が約579グラム、キーボードドックが約420グラムとなる)
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